経県値マップ

47都道府県を全制覇する旅

037_富山県/立山黒部アルペンルートとグルメ旅(前泊+2泊3日)

おはようございます☀

本日はいよいよ、長野から富山県へ向かいます。
そう、アルペンルートです!


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アルペンきっぷの詳細です。


というわけで。
詳細ルートはこちらになります!


何せ、この旅のメインディッシュでありますからして。
かなりの大ボリュームです。
お許しくださいませ。

 

松本駅信濃大町駅大糸線

もし山歩きとかするなら、信濃大町駅周辺に泊まって朝早くにアルペンルート入りすべき、と他のブログに書いてありましたが。
信濃大町駅前にルートインがあるので、ひとりでも大丈夫です)
(が、わたしは思い立ちすぎて、ルートインは予約がとれませんでした)
(なので松本泊)

まあ、別に山歩きするわけでもないので。
松本駅を朝9時にスタートするという、超絶余裕ぶっこきモードです。



大糸線に乗り込みます!


ラッシュの時間でもなく、程よい人数で。
約1時間、大糸線に揺られました。

本格的な登山装備の人が結構いましたが。
みんなアルペンルートに行くというわけではなさそうで。
結構な人数が途中の駅で降りて行きました。



信濃大町駅


行きのきっぷは、信濃大町駅までなので、ここでバイバイです。

 

信濃大町駅扇沢駅(路線バス)

さっきまで行きのきっぷを使っていましたが。
いきなり帰りのきっぷを使います。



かえりのきっぷ


これに地元駅まで記載があるので、めっちゃドキドキしますが。
これをアルペンルートで使用します。

バスに乗るときと、降りる時に見せます。



扇沢駅行き


バスは平日だけあって、4人しかお客さんがいませんでした。
いや、普段ならもうちょっといるんでしょうけど。
というか、山歩き装備のお兄さんのリュックに、めっちん(ヘルメット)がぶら下がってるんですけど……!
高所作業ですかよ……!
モンベルのロゴが入っていたので、アウトドア用です)
本気の山登りですね、すごいなぁ。



もしかしてこれ、白樺の木?



結構道幅は狭い


いやー、秋深しって感じです。
紅葉がいい感じですね。

子供の頃、大山に紅葉狩りに行ったときは、延々と山道を車移動して、何が楽しいのか微塵も理解ができませんでしたが。
大人になった今は、結構秋の山にも感動できますね。

まあ、一日中車に乗ってるわけじゃないからかもしれませんが。

何せ、今回の目的は「トロリーバスに乗ること」ですからね!
紅葉にはあまり興味はない(笑)
今も昔も変わってないやんけ!!(笑)

 

扇沢駅黒部ダム駅(関電トンネル電気バス)

だいぶ山道をえっちらおっちら登ってきたところに、電気バスの扇沢駅があります。
ここからが『アルペンルート』になります。


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立山黒部アルペンルート』サイトより抜粋


頑張っていきまっしょい!!!



ここまで乗ってきた路線バスと、扇沢駅



この上の道が電気バスの軌道敷内です


トロリーバスとは、軌道敷内に敷設された電線から、バスに乗っけたパンタグラフより給電して走るバスのことですね。
ちなみに、ここの扇沢駅黒部ダム駅のトロリーバスは少し前にリニューアルして、今は電気バスになっているとのこと。
どう違うのかというと、パンタから給電しながら走るのではなく、駅停車中に電気を急速充電して、貯めた電力で走るそうです。



駅の構内に、トロリーバスの模型がありました。


すでに下界とは気温が違うみたいで。
松本駅では暑かったのに、今の格好がちょうど良く感じられます。


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公式サイト内の推奨装備より抜粋


事前にこのページを見て、今日は、中国地方では真冬の装備で来ましたよ。

これは、中国地方で言うと、2月に中国山地に行く格好です。
スキー場とかあるとこね。
今、地元でこんな格好してたら明らかに汗だくだく、変な人がいる(というか寒がりにも程がある)と指差される感じです。

これでちょうどいいとか、めっちゃ標高高いし、めっちゃ気温低いんだなぁ。


というわけで。
電気バスに乗り込みます。
みんな、わたしほどは厚着をしていないし。
なんならロングスカートの女の子とかいる。
みんな黒部ダムまでなんだろうなぁ。

まあ、それはそれでめっちゃアリだと思う。
扇沢駅までは車で来れるしね。



パンタっぽいアレは、充電口です


ダイヤは決まっていますが。
最大4台まで一緒に走らせるので、結構な人数が移動できます。

今回は2台一緒に走ります。



バス1台分の道幅のトンネル


車体は大型路線バスなので、後ろの席に座った自分からは片側しか見えませんが。
これ、前の方の席に乗ってたら結構ヒヤヒヤするかもですね。
あ、前に乗った大船渡線のBRTみたいな感じかもですね!



破砕帯を通過する


動いてるバスの中から携帯で撮っているので、大変残念なことになっていますが(笑)
破砕帯とは、めっちゃ硬い岩のことらしいです。
トンネル工事の時に、めっちゃ硬いせいで、一日中掘っても数センチしか進まなかったとかなんとか。
そして、湧水がめっちゃ出てくるのだとか。
トン単位で!



残念な画像だけではアレなので、駅にあったパネルを。


トンネル通過時に青い照明がついているところが、破砕帯なのだそうです。


そして。
破砕帯を通過してしばらく行ったところで、県境を通過しました。
(破砕帯みたいな看板があったけど、写真撮るの失敗して保存できてなかった)

ついに、富山県に突入です!

さらに。
県境を通過してしばらく行ったところで、貫通点を通過しました。
富山県側と長野県側から同時に掘り進めて行って、貫通したところですね!)



また写真は残念なことになってますが。


そして。
さらにさらに進んでいくと、電気バスが減速を始めました。
何ごとかと思ったら、トンネル幅が広がっていって。
離合ができるようになっていました。



4台とすれ違いました。


片道だけでも、結構な距離なので。
途中すれ違えるようにしてあるのですね。

……ところで、『離合』って、岡山広島あたりしか言わないって本当ですか??



黒部ダム駅に到着しました!

 

黒部ダムでハッスルしまくる!

駅に着くと、どの展望台に行くか選択を迫られます(笑)
出口から見て右手側は、ダムを上から見る展望台行きですが、上行きなので当然登り階段です。
左手側は、ダムの脇に出られる道です。レストハウスとかある、ダムと同じ高さの場所に行く道です。



最初に苦しい方を選択


というか、まだ体力が残ってるうちに、登りたいともいう(笑)
長野県側から入ったのも、これが理由だったりします。
最大の目的地である黒部ダムを最初に持ってきたかったからさ……

階段を登り切ると、売店に出ます。
(今年は営業終了してました)
この売店をつっきって、さらに階段を登ると、一番高い展望台に出ます。



眼下に黒部ダムを見下ろすことができます!



中央の、雪をかぶった山が立山


例年ならば、ダムの観光放水は10月半ばで終了するのですが。
今年は何故か臨時で期間延長してるらしく。*1
この時もドバドバ放水してました。

毎秒10トン放出してるらしく。
めっちゃダイナミック。
いつまででも眺めてられる。

カメラロールにも放水の写真ばかりあるし。
何なら動画も撮ったよね。



風向きで形が変わるので、何枚も撮ってしまう……


黒部ダムに行くのはいいけど、思い立ちすぎて、放水は諦めてたので(延長のお知らせ知ったの昨日でな……)。
ホント、ラッキーでした!

ダム横の壁を伝って、階段があって、そこを降りていくのですが。
かぶりつきで放水を見られる展望台まで降り切ると、水飛沫がかかって、またテンションが上がってしまいます。



紅葉も綺麗で、いい感じ!


ただし、もれなく生まれたての子鹿になってしまいますが(笑)

まあそもそも、きちんと朝ごはんを食べていなかったせいもありますがね。
というのも、ダムカレーを食べると決めていたので、お腹をすかせてきたのです!
いい頃合いなので、レストハウスに逃げ込みます。



黒部ダムカレー


なんと、グリーンカレーです!
普通のカレー版のダムカレーもあるんだけど、あえてのグリーンカレーをチョイス!
グリーンカレーの割にはあまり辛くないので、美味しくいただきました!

とんかつにポテサラで、炭水化物の逆襲……
美味しいんだけど、ぱんちくりんになりました。
やっぱり朝抜いてきて正解だった。


さて。お腹いっぱいになったところで。
さらにアルペンルートを進むべく、出発します。
黒部湖駅は、ダムのふちを渡った先にあります。



虹の撮影に成功!



向こう側には船(遊覧船ガルベ)も見えますね!



ダンジョンはくらーい!


このダンジョンの中に、次の駅があります。

 

黒部湖駅黒部平駅黒部ケーブルカー

ダンジョンを進んでいくと、別れ道があり。
左側を選ぶと、駅が見えてきます。



黒部湖駅です!


ここで、アルペンきっぷについてくる、フリーチケットを発行してもらう必要があります。
なので、乗車待機列ではなく、窓口に行きます。



アルペンきっぷと、クリップどめして返してくれます。


立山駅まで、このきっぷについているバーコードを都度読み込みますので、必ず引き換えてくださいね!

というわけで。
きっぷを手配しているうちに、小学生がわらわら集まってきました。
どうやら、宿泊学習とやら、らしいです。
(持ってたしおりに書いてあった)

ケーブルカーってさ、だんだん畑走る、アレでしょ?
車体は小さいんでは???

この時まだ13時で、ケーブルカーは20分間隔で運行されてたので。
1本やり過ごすことにしました。
(密です!)

が。

やり過ごしたケーブルカーが出て行っても、彼らはまだそこにいました。
……どうする?

と思っていたら。

どうやら、ダイヤ外の臨時便が降りてきたらしく。
彼らはそれに乗り込んでいきました。
……良かった! 密は回避できそうだ。



ホームも階段です。



トンネルから降りてきた!


無事、ケーブルカーに乗り込みましたが。
トンネルの向こう側から、小学生の叫びがいつまでも響いていました。
ま、仕方ないわね(笑)構造上ね(笑)

 

黒部平駅大観峰駅(立山ロープウェイ

前の人について歩いて行ったら、ロープウェイ乗り場に着きました。
が。
併設のお土産屋さんの横から、外に出ることもできます。



山頂と目線の高さが同じになってきた


けども。
ロープウェイの接続が割とすぐなので。
大人しく列に並ぶことに。



結構大きなカゴがついている。


早めに列に並んだ成果が出て。
なんと、かぶりつき席に座ることに成功しました!
(荷物背負ってるのでありがたやー)



支柱が……ない!*2


この立山ロープウェイは、ワンスパン方式が採用されているので。
途中に支柱がないのです。
マジかよ……どうやって作ったんだ、こんな長い距離……
ちなみに、ワンスパン方式のロープウェイでは、日本最長なんだとか。



すれ違いました……やっぱり支柱がない。



大観峰駅に入ります。


ここに入るの?! 結構ギリギリじゃない??
って思ったら。
やっぱりギリギリみたいで、壁に擦った跡がついてました……

 

大観峰駅→室堂駅(立山トンネルトロリーバス

大観峰駅の外に出てみると。
なんと、雪が積もってました。
いや、ロープウェイ乗る前からちらほら積もってはいたけども。



こんなドカ雪だと誰が想像したでしょうか?!


さっきケーブルカー駅にいた小学生たちが、はしゃいで雪玉を投げつけてます。
うん、わかる。
だって、中国地方では真冬にスキー場に行かないとこんなドカ雪見れないもん。

大人なので、はしゃぎはしませんが。
テンションは上がっております。静かにね。



眼下に黒部ダム湖が見えるけど、雲と同じ目線なのもすごい。


さて。
ここからは、大本命のトロリーバスに乗り込みます。
ここも接続が割とすぐでした。



2台で運行します!


こちらは関電トンネルの電気バスとは違って、トロリーバスです。
上のパンタから給電しながら走るやつです。
バスなのでハンドルがついてましたが、一応電車の仲間なんだそうです。



また破砕帯が……!(ブレブレ)



離合待ち


パンタは車体後方、ワイヤーで固定されています。
結構長い。
駅に着いたら、ワイヤーを引っ張って、降ろされてました。

 

室堂でハッスルする!

駅に着いたら、豚まんを蒸してるいい匂いに包まれました。
気温はマイナス4℃。
本気の真冬装備できたわたしに死角はありませんでしたが。
秋装備で来てしまった人もいて、うん、そりゃ豚まん売ったら大儲けだね!



こんな注意書きが……!


最近の事故欄に『滑落、重傷』って……
そらめっちんいるわ!

けども。
この時の私は、この情報板をあまり真剣に読んでいなかったので。



まさか、こんなことになってるとは思ってもみませんでした!


経県値マップの旅、10年目にして初の雪山……!
私、寒いの嫌いなので、あえて冬に北には出かけてこなかったのですが。
待って!
今10月!!
なのに、これは中国地方でいうところの、真冬のスキー場の景色なんですが!!!



しかも、雪質めっちゃいい! スキーヤーの親父が見たら絶対歓喜するやつ!!!


黒部湖駅を予定よりも早く出発したおかげで、乗ろうとしている次のバスまで、1時間くらい余裕がある。
せっかく真冬装備で来たので、行けるところまで行ってみることにしました。

しかしこれ、スタスタ歩こうと思ったらカンジキいるやつやん……
みんなが歩いてアイスバーンになってるところは流石にスニーカーなので滑る……



道がない(登山装備がない人は立ち入り禁止の看板が……!)



山荘があるけど、あそこまで行くだけで日が暮れそう(つか、やってるのか?)



ミクリガ池。こんな綺麗な池、見たことない。


空の青がとても濃くて。
飛行機に乗っている時みたいな色で。
そりゃ、標高高いなぁって思いました。

でも、まださらに上があるんだよね。
すごいね。
そら、霊山信仰されるわ。



開祖。


さっきまで、紅葉がきれいとか思ってたのに。
一気に真冬になってしまったね……
アルペンルートってすごい。

 

室堂駅→美女平駅(路線バス)

ミクリガ池まで行って引き返してきたら、ちょうどバスの時間になりました。



2台で運行します!


よく立山の観光ポスターとかで、バスよりも高い雪の壁の写真が使われていますが。
あれは、このバスルートの写真(春の写真)なんだそうです。
雪の大谷というそうです。


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こういうのですね!


今はまだ雪が積もったばかりなので。



こういう感じです!


道沿いにところどころ竹の棒が立てられていて、アレはなんだろうと思ったら。
積雪の高さを測るものだったようです。
(赤で2メートル刻みに数字がふってあった)


バスは常にエンジンブレーキを使って、山をくだっていきます。
というか、ヘアピンカーブが多すぎて、写真を撮っていたら間違いなく車酔いする……
仕方ないので、ずっと景色を眺めていました。
というか、7回連続のヘアピンとか、三半規管イジメでしょ……



だいぶ降りてきて、雪から紅葉になった


雪の大谷以外にも、杉の木の前や滝の前で減速してくれるので。
景色を楽しむにはとても良い時間でした。

無事に車酔いせず、下界に降りてきましたよ。

 

美女平駅立山駅(立山ケーブルカー

で、下界に降りてきたと思ったでしょ?
実はまだケーブルカーがあるんですよ!



そう、あの階段ホームです!


2台のバスに乗ってた人がこの小さなケーブルカーに乗るので。
かなり密でした……



密です! そして、急勾配すぎる!


これは……
前を向いて乗れない人がいるかもしれない。



前に荷台があるのが特徴なんだとか。


やれやれ。
でも、ここが本当の意味での下界になります。
おつかれさまでした!

 

立山駅→電鉄富山駅富山地方鉄道

アルペンルートはケーブルカーまでですが。
立山駅からはさらに富山地方鉄道に乗って、富山駅を目指します。
これもアルペンきっぷに含まれています。
(見せるのはフリーきっぷではなく、帰りきっぷの方です)

ありがたやー



夕方のせいで薄暗くて怖い


立山駅周辺は、トロッコかな、ってくらいスピードを落として走るので。
杉の林の中とか、怖すぎる……



駅はまだいいんだけどね……


まあでも。
街に近付くにつれて、普通のスピードになってきて。
気にならなくなりました。



電鉄富山駅


立山駅から乗ってた人はほとんど電鉄富山駅まで一緒でした。
皆様、お疲れ様!

 

富山のうまんい(回転)寿司を食べる!

巷で噂のgotoチケットを、ホテルで2枚もらったので。
政府のお金でお寿司を食べに行くことにしました。

ほら、海鮮が美味い地域は、回転してても美味いっていうじゃないですか??
特に富山は白海老がね、美味しいって言うしね!

というわけで。
回転しているお寿司屋さんに行きました。



富山湾三種(白海老ホタルイカ、紅ズワイガニ



炙り三種(さんま、さわら、太刀魚)



秋三種(サーモンいくら、一本穴子、ふくらぎ)


回転してる寿司屋の皿じゃないやんて思ったでしょ?
私も思いました。
というかね。
レーン、一応あるんだけど、何故かお寿司がレーンに流れてなくて。
謎の昆布がぐるぐる回ってました。

お寿司は伝票に書いて頼む方式でした。
全然回転してねぇー!


で。
色々頼みましたが。
わたしは貧乏舌なのか、美味しいのか普通なのか、よくわかりませんでした……
こんなに珍しいネタばっかりだったのに……

一番美味しかったのが、昆布入りガリだったって言う……


疲れてたのかもしれないですね……
ああでも、夜に回転寿司はいいかも、って思いました。
美味しいものを少しだけ食べられますからね!

 

だがしかし、白海老はリベンジじゃー!
(続く)

*1:ダムの工事の関係らしい。

*2:iPhoneXのカバーが写り込んでいる……