経県値マップ

47都道府県を全制覇する旅

008_埼玉県/タイムスリップ★くいだおれの旅(前泊+1日)

お久しブリッジ! 経県値マップとしては半年ぶりの登場となります。さとりかなです!

経験マップをご覧いただければわかりますように、人生初、埼玉に足を踏み入れました。
埼玉県って、東京の近くだし、なんとなく行きそうだけど。なかなか行きませんよね。
ジャポニズム47*1でも、さんざん他県に「ださいたま」なんてバカにされた割に、「ケーキとパスタの消費日本一なんだぞぉォォォォ!!!」と、ビミョーな返ししかできなかった埼玉ちゃん。
そんな埼玉県に行ってきました。

が。

実は3連休というのに1日目*2午前中に会議が入りまして(涙)
泣く泣く1日目は移動日となってしまいました。


初! 東武東上線!!

しかし。
川越に着いたのは午後8時をまわっていました。
移動のしすぎでさすがに疲れてしまい、この日は駅前にあるスーパーを探索して終わりました。*3


♪ちゃーらーらーらー、らっちゃっちゃーん〜(ドラクエ


2日目*4、寝坊しました(笑)
かなり疲れていたらしく、起きたら9時半でした。本当は8時半にはおきるつもりだったのに。

でも、そこは前泊の強み。10時には川越駅スタートです。

しかし、実は今回、ほぼノープランだったのです。
たかぎなおこさんのコミックエッセイで、やや行きたいところはめどをつけていたものの、行き方などほとんど調べていなかったのですが。
駅に行ったら、なんと巡回バスの案内が!!


川越駅西口から巡回してます。レトロな小型バスです。

何も考えずに、小さなバスに乗りました。


そして、損得考えずにパスを買いました。500円なーりー。

いやさ。
小銭用意するのもめんどくさいし。いくらか聞くのもめんどくさいし。それならいっそ1日パスを買った方が楽だと思ったのさ。
大人の特権だね。

この巡回バスに乗ると、時刻表付きの観光ガイドをくれます。
そして、お兄さんもお姉さんも、運転しながら観光ガイドをしてくれます。
バス停についてもガイドが終わらなかったのはご愛嬌(笑)

最初に本丸御殿*5で降りて、30分で中を見て(オイ)、続いて蔵の街へ。*6


さすが小江戸川越、と名乗っているだけあって、風情があります。


昔ながらの建物の間に、「時の鐘」が見えます。木造の鐘楼です。

この時の鐘の下は神社になっています。*7
なかなかいい街並みですが、蔵の街が普通に生活道路をはさんでいるので、ちょっと怖い。

巡回バスとか、普通に歩道っぽいところを通るし。


この時の鐘の近くに、「菓子屋横丁」があります。

昔懐かしの駄菓子を売っている横丁、とのことで行ってみたのですが。
懐かし具合がちょいと前の世代すぎて、あんまり懐かしいとは思いませんでした。

川越の売りが「さつまいも」なので、いも系のお菓子と、超ロングふがし、飴、せんべいが多かったです。
私も何か買おうかと思ったのですが、あまり食指がのびず、金平糖を3袋だけ、買いました。
近々相方に会うので、おみやげにしようと思って。

それよりも、私の気を引いたのはこちら!!


川越ベーカリー 「楽楽」さん!

小さな店内ですが、おいしそうなパンがずらり!
ショーケースに入りきらず、ケースの上にもたくさん!!


私はカレーパンが大好きなのですが、ちょっと変わった「グリーンカレーパン」(200円)がケースの上にあったので、思わず買ってしまいました。

あと、「さつまいも大納言」。(380円)
さつまいもと大納言と黒ゴマが練りこまれたパン。*8


隣の庭で、カレーパンをいただきました。

ポットみたいなパンで、カレーがとろっと出てきます。
グリーンカレーだから辛いのかと思ったら、意外とマイルド。
あと、オクラがおいしかった!(緑のささってるのはオクラです)


さらにおそばの定食をいただきました。
食べてばっかり(笑)

いやさ、どうしてもアイスクリームが食べたかったのさ。

というわけで。
デザートの、おいものアイスクリームです。


いもって主張するよね。でも黒蜜があってよかった。おいしかったです。

お昼過ぎに、菓子屋横丁から再び巡回バスにて、川越駅に戻ってきました。
しかし、川越には似たような駅がたくさんあって、巡回バスの運転手さんに、
「もう駅にしか行きませんけどいいですか?」
と聞かれ(昼前に帰る人も珍しいのかも)、
「はい」
というと、
「どこの駅?」
と聞かれ、川越駅なのか、川越市駅なのか、本川越駅なのか、迷いました。

いやいや。
あなた川越駅しか使ってないから!!


さてさて。
続いて、この旅のメイン、東松山市に向かいます。



東松山駅。結構もだーん☆

こちらの駅前から、バスに乗って、吉見百穴へ向かいます。

免許センター行きバスに乗り、「百穴入口」というバス停で降ります。駅からは20分くらいでしょうか。
さらに、川の方(信号の方)へ向かって歩き、橋を渡り、お花畑の交差点を左に曲がると、ひなびた温泉街の入口っぽいところへ出ます。
山の方へは向かわずに、駐車場っぽい方向へ歩くと、古墳が現れます。


古墳って、整備すると公園と見間違うよね。

ここが吉見百穴です。
入場料は大人は300円、子供は200円です。
入ってすぐに見える、穴がたくさんあいている山に圧倒されます。


あー、見た見た! HPの写真がこんな感じだった!! と、感動すること間違いなし。

この吉見百穴は、古墳時代に、豪族が作ったお墓なのではないか、ということらしいです。*9
一人では寂しくないように、また、冷たい穴の中で身体が朽ちないように、あの世できちんと身体がありますように、と、洞窟のような穴に葬ったのではないか、とのこと。

だいぶタイムスリップしてきましたね。


さらに、山には登ることができます。穴に近寄ることもできます。

もちろん、なんとかですので、登りました。
だいぶ体力が落ちてきているので、登るのも一苦労ですけども。
登った人には。。。


もれなく、こんな景色が見れます。

いいかんじですね。
こんな見晴らしのいいところに、死後も皆でいられるとかいいね。


かーらーのー…………



まさかの軍施設!!

まさか、お墓に葬られた人も、後々足元でどんちゃかされるとは思ってもみなかったに違いない。

この軍施設では、飛行機を作ろうとしていたそうです。
外では空襲にやられてしまうから、穴の中に工場を隠してしまおうと……
ただ、この墓の下部分以外は洞窟としては適していなかったらしく、何度も落盤があったそうです。
苦労して工場の体を整えた時には、もう終戦になってしまったとか……


ダンジョンはくらーい、暗い暗いくらーい!

実際に歩けるのはほんの入り口部分だけなんですけど。
奥に続く道(封鎖されている)は、ホントに真っ暗で。
ダンジョンのブルース*10とか歌うようなアレではないですよマジで。
真っ暗で何も見えないのです。
これは怖い。

しかし、洞窟の例にもれず天然クーラーなのは良いですね。
山登りでドロドロになった身体を冷ますのにはちょうど良いです。


あと、ヒカリゴケを見に行ったのですが、光っているのか何なのか、よくわかりませんでした。。。
ショボーン


さてさて。
気を取り直して、バスで東松山駅まで戻ります。


いよいよこの旅のメイン! 「やきとり」を食します!! 

が。

この時既に結構なお時間。
しかもさっき山登りしてきたばっかりで、もうほとんど歩く気力が残っていない……



なので、駅から一番近い、やきとり「ひびき」さんをチョイス!


MAX人見知りで有名な私さとりかなですが。
15時半であれば居酒屋にも入れることが判明しました!!(それはどうなのか)

や、ランチタイムかと思って入ったら見事に居酒屋だったというそんなオチなんですが。
土日は11:00〜22:00営業なのですが。
そういえば公式HP、ディナーってかいてあるわ。この時間で。

というわけで。
昼間からお酒を飲む人も少なく、私が入ったときには2人が野球放送を肴にして飲んでいました。

私も飲んでも良かったんですけど、この後まだ行かないといけないところがあることもあり……

「スミマッセーン、カルピスソーダひとつ!!」

居酒屋に一人で行って、酒を頼まない女、さとり!(笑)


さて。
東松山には、約50店舗のやきとり屋があり、駅にはやきとりMAPがおいてあるほど、やきとりが有名な場所です。

が。

東松山のやきとりは、鳥ではありません。
豚の「かしら」を使った串を「やきとり」というのです。
それをみそだれにつけて食べるのです。

たかぎなおこさんの「ひとりたび」シリーズを読んで、ここは是非来てみたかったのです。


というわけで。
15時から居酒屋、というわけなのです。


さっそくやってきたカルピスソーダ。お通しは大根と人参の酢漬け。


そして、お通しと一緒にやってきたみそだれのツボ!


そしてお待ちかねの、串の盛り合わせ(1000円)!


かしらですが、ねぎまになっていて、ネギ好きの私にはうれしい限り。
盛り合わせにしたら、本日の野菜串もついてきて。
焼き茄子が、またこれおいしいんですよ。
みそだれともあいます。


東松山のやきとりが何故豚なのかというと、東松山市のHPによれば、戦後で食料が不足していた頃に、利用されていなかった豚のかしら部分をなんとか使えないか、と、唐辛子入りのみそだれと一緒に焼いたのが始まりなのだとか。

でも、このかしらを食べると、言われるまで豚だとわかりません。
(でもメニューにはおもいっきり「焼きトン」ってかいてありますけど)
食感とかは焼き鳥をちょっと固めにした感じかも。


お通しの皿をみそだれでベトベトにするさとり。


たかぎなおこさんは、このミソだけなめたいと書かれていましたが、ちょっと辛いので、みそだけはなめられないかなぁと思いました。
東の人は、塩辛いの好きなんだなぁ。
最初、なんじゃこの辛いの! って思いましたしね。

でも。
これが不思議なことに。

辛くてお酒が進んじゃうんですよ!(まってアナタ確かカルピスソーダ……)
ぐびぐびいけちゃいます。

「おねーさーん、カルピスソーダおかわり、お願いしまーす!」

やっぱりお酒じゃないけど、お代わりしちゃいました。
あと、かしら追加。
ねぎまうまうま。


と、うまうまやっていたところ。
16時くらいかな、団体のおじさまたちが8人やってきて、座る席がないとやいのやいのやっていたので。
長机を一人で占領していたさとりは、そそくさと逃げるように居酒屋を後にしたのでした。


ここからはダッシュです。
バスで東松山から日本一暑い町、熊谷へ向かいます。*11

さらにJRで隣の駅……行田へ向かいます。



のぼうさまー!! で町おこし?! 行田駅にはのぼう様のぼりがたくさんたっていました。

私も本当はのぼうさまのお城か、さきたま古墳群に行こうかと思っていたのですが。
タイムアウト
なので、再び食に走ります(笑)


ここ、行田のローカルグルメといえば。
「フライ」、もしくは「ゼリーフライ」!
名前とは似ても似つかない、お好み焼き風クレープが「フライ」。果物とかが入っているあのゼリーとは全く無関係の「ゼリーフライ」。
女工さんがおやつがわりに食べていたという昔からのおやつなんだそうです。

とはいえ、さっきやきとりでハッスルしまくったばっかりなので、おなかのすきまはあまりなく。
しかもうっかりJR行田駅に来てしまったので、ここから一番近いお店(HP参照)はフライは取り扱っていなく、ゼリーフライのみの取り扱い。

良いではないか、チャレンジしましょう、ゼリーフライ!!

というわけで。


じゃぱん亭さんへ向かいました。JR行田駅から歩いて行けます。


まさかお弁当屋さんとは思ってもみなかったのでびっくりしました。

お母さんがひとりで調理、兼、店番をしていました。
大変申し訳なかったのですが、ゼリーフライ1個のみ注文しました。
ちょっとだけ観光客っぽい恰好だったから、見逃してくれた……と思いたい。
1個80円なーりー。
ちなみに、10個一気に買うと1個おまけしてもらえるみたいです。


おまーちー。

ゼリーフライとは、見た目は衣のついていないコロッケのようなかんじです。
行田市HPによると、そのルーツは、日露戦争の時、中国から伝わった「野菜まんじゅう」ということです。
これ、中おかららしいです。
私さとりはおからが死ぬほど好きなので、ついでにいうとソースも大好きなので、1個くらいだったらあっさりぺろっといけちゃいました。
おいしかった!


ここで、本当のタイムアップ。
行田市駅から東京方面に向けて、JR高崎線にて埼玉県を後にしたのでした。





……あっ。
今、交通系カードないじゃん? って思いましたね?
いやいや、ちゃんと買ったんですよ。


今さらっぽいけど、Suicaを!

PASMOは昔から使ってたやつです。
今回は、この2枚を駆使して旅をしました。
Suica、買わず嫌い(いや、ペンギンがね……)だったんだけど、けっこうかわいいな……(いや、ペンギンがね!)



http://keiken.uub.jp/km.cgi?MAP=00000000004000004000000403430000000000034000000&NAM=%82%B3%82%C6%82%E8&CAT=%97%B7%8Ds%83%7D%83b%83v

 


 

東京駅の近くのホテルを探し泊まり、翌日の新幹線に乗って帰ることにしていたのですが。

帰る前に、日本橋にて行われているイベント、「アートアクアリウム展2012」へ行って参りましたのでちょいと書き出します。
というのも。
私さとり、ものごっつ、金魚がすきなのでございます。
飼うのはそうでもないんだけど(ごふっ)。
赤(ノーマル)×水草の緑×黒(でめ)×白(ときどきマーブル)、みたいなコントラストが好きなんだと思います。

江戸の昔から、金魚を愛でて納涼していたらしい。
こりゃ、行くしかない!!

という謎の意気込みの元、日本橋へ繰り出して参りました。
あ、でも、日本橋は見に行かなかったのだよ。
地下鉄で行ったからさ!(笑)


11時から開場、ということなので、10時半に会場のあるコレド室町へ着いたのですが(迷子になって、向かいの建物に入ったのは秘密です。あ、言っちゃった/笑)。
開場前だというのに、もう長蛇の列。
会場にはいるまで15分くらい並んだかな?
列待ちしていて思ったのですが、結構小さな子が来ているなぁと思いました。
いいなぁ、都会の子は。ちょっと出れば、こういうアートにふれられて。
多感な時期にこういう普段とは違うものを見るのって、感性が磨かれるよね。

とかなんとか思いながら、入場。
大人1000円です。

しかし、入ったのは良いけど、すでに身動きがとれない。人が多すぎて。
世界の金魚コーナー(と思われる)は華麗にスルー。

前言撤回。
都会の子は小さな頃から人にもまれて大変だ。


すでに世界の金魚コーナー(と思われる/見てないからわかんないんですよ)で、げっそりしたさとり。
もうこうなったら、目的のものだけさくっと見て帰ろうと心に決める。
(まだ展示を何も見ていませんよ)

なんと、こちらの展示はフラッシュたかなければ写真OKでしたので。
もりっと載せちゃいます。



今回の目玉展示、「花魁」。
色が赤とか青とか変わるのでちょっとホラー。



ヴェネツィアングラス(VENINI)とのコラボ、らしい。



ヴェネツィアングラスの根本はこうなっております。



ダイヤモンド型の水槽を泳ぐ金魚。
……の照明が変わるので、ちょっとホラー。



水中四季絵巻。四季とりどりのお庭と金魚のコラボ。
今回の目玉らしく、人がなかなかはけず、ベストポジションを確保するのに苦労した。
これは、直接見るとちょっとぼやけるので、カメラ越しに見るのがベスト。



今回の趣旨のはず、な、江戸のみなさま。


とにかく人が多くて、アートを見ると言うよりも、人と人の間をかいくぐってきれいな水槽の写真を撮りに行くと言った方が正しかったかもしれない。
所要時間、15分。
いったいなんだったのか。

まあでも、金魚はきれいだった。
きれいだったけど……正直、固まったまま動かない子とかいて、管理ちゃんとされてるのかなとも思ったり。
なんか、ふつうにみた方がいいかもしれない。

もうちょっと、江戸のこととか、日本橋のこととかふれてるのかと思ったら、完全に金魚のアートだし。
ちょっと思ってたのと違ったかもしれない。


まあ。でも、良い経験になりました。


出た頃には入場制限かかってました。
金魚、大人気!!


JR新日本橋から、東京駅へ向かい、新幹線にて帰りました。


……電車待ちしている時、ホテルにむぎこがし金平糖を忘れて出てきたことに気付きました!!

ばかばか、さとりのばかー!!
ごめんよ、相方……

*1:都道府県擬人化マンガ。実は都道府県擬人化にはもう1シリーズあって、私はそっちの方が好きだったりする。けど、こっちもおもろいよ!

*2:2012年9月15日。

*3:川越駅を出ると、ものすごく鳥の声がしていました。駅前にある川越マインというスーパーでハッスルしました。お向かいには無印やABCマートがあるデパートみたいなのがあって、ここで住めると思いました。

*4:2012年9月16日。

*5:川越城は平地が多かったので、天守閣は建てられなかったのだとか。平屋だけど、お庭が立派です。そして、奥の部屋ではご乱心ごっこができます(笑)というか、武士の人形が会議してるんですよ!! 子供おお泣き!(笑) 

*6:移動時間を考えるとこれが限界だったんですよ

*7:ここで、川越市の観光課の人からアンケートをお願いされました。どうやら、観光に力をいれるもよー。でも、直してほしいところとか聞かれても困る。あえて言うなら、今このアンケートをやめてほしいと言おうかと思った(答えに困るので)けど、さすがに言わなかった。

*8:こっちは持って帰りました。

*9:もしかしたらコロボックルさんの住処かもしれないとか本気で考えられていたらしい。それならそれでそっちの方が良かった気もする

*10:FQおなじみの、ダンジョンのブルース。ダンジョンはこわーい、怖い怖いこわーい、みたいなかんじの歌詞だったような気がする。

*11:謎の応援団と一緒だった……夏なのに長袖黒の学ラン、詰襟びっちりなので、激しく汗臭かった。恐らく私以上に!!