014_和歌山県/地球防衛はダンジョン内にて♪ 癒しの白浜の旅(1泊2日)
前回、秋田空港へ降り立ち大館能代空港から帰るという、怒濤の乗り遅れたら帰れない強行軍の旅を無事に終え、さとりは一人ご満悦だった。
さとり「やればできるんじゃん♪ むっふっふ」
しかし!
そんなさとりの元へ、秋穂先輩から一通のメールが送られてきた!
【さとりちゃーん、11月の旅の件はどうなりましたか? 私は休みとれましたよー!】
Σ( ̄□ ̄;)
忘れてました。
自分でくだを巻きながら秋穂先輩に旅に出たいと言っておきながら、すっかり忘れてました。
ごめん、秋穂先輩。
というわけで、一週間前にJTBさんへ駆け込み、なんとかチケットをおさえたのでした。
そして、ついでに。
秋穂先輩「ねーねー、はっちゃけるよね?」*1
さとり「いいっすね!」
秋穂先輩「地球防衛とかしてみる?」
さとり「んじゃ、これ、買っちゃいます!」
旅行チケットどころか、PSPの地球防衛軍まで購入してしまい。
今回は地球防衛しつつ、和歌山を旅することになったのでした。
さてはて。どうなることやら。
11月9日。
さとりと秋穂先輩は新幹線で新大阪へやってきました!!
今からくろしお号に乗ります。もちろん、終点の白浜駅まで!
これが結構長いのです。新大阪から片道二時間強。
秋穂先輩の腰が痛くなるくらいには長い。
そして。
知らないおっちゃん「ごめーん、おっちゃん、ビールこぼしてもうたわー。これ、ひいといてー!」
前の席のおっちゃんがはっちゃけて、ビールをこぼしてしまったらしく。
足元へひいておけと、新聞紙をくれました。
でもおっちゃん、新聞紙全然間に合ってないよ!! キャパオーバーしてこっちまでだりーんってきたよ!!!
ということがありつつ。
無事に白浜駅に到着したのでした。
白浜駅では、わかぱん駅長が観光客に囲まれていました。
わかぱん駅長、みんなに大人気!
しかし、秋穂先輩とさとりは、自分たちも一緒に撮りたいのではなく、囲まれているわかぱん駅長を撮りたいという鬼畜仕様。
間違ってますね、スミマッセン!!
さてさて。
今回は1泊2日のリッチ旅*2でございます。
何しろ、朝も夜もごはんがでてくるホテルに泊まりますからね!(笑)
1日目はレンタカーで白浜をぐるぐる回ります。
だがしかし。
秋穂先輩はレンタカー旅だというのに、家に免許を忘れてきたツワモノでございます。
さすがだぜ!
というわけで、今回はさとりドライバーでございます。
今回の相方、俺のNOTEくん。アイドリングストップを自動でしてくれる優等生だ!!
そしてさとりは今回のために、寺門通ファーストアルバムを持参してきた!
車内でガンガンにかけまくり、秋穂先輩の脳内に「♪しゃけしゃけしゃけしゃけ、休肝日〜」をリピートさせることに成功したのであった!
ふっふふ。目論見通りだぜ!!
さてさて。
まずはお昼ごはん、ってことで。秋穂先輩ご所望のまぐろを食べに行ったのですが。*3
お店がまさかの店休日!!!
さとり&秋穂先輩「ががががーんっ!!」
仕方ないので、第2候補にしていた「とれとれ市場」へ向かうことにしました。
こちらは地元漁協がやっている市場で、海産物やお土産はもちろん、食堂も完備されている市場なのであります。
食堂はセルフサービスで、自分のほしいおかずを選んでトレイにとって、お会計するシステム。
麺とかどんぶりとか惣菜とか、いろいろ選べますが。
私たちは寿司をチョイスしました。
仕方なく、サーモンとかかんぱちとか、別のお皿を取る我々。
ホントはめはりずし(和歌山名物?)が良かったのだけど。
既にお寿司とったあとだったんだよなぁ。。。
そして、事件は起こりました。。。
おすしと赤だしでお会計をした後、テーブルに着いたさとり。
力がいきなり抜けてバランスを崩して、赤だしの乗ったトレーごと、ひっくり返してしまいました。
しかも、ひっくり返した本人は事態を把握できていない!
さとり「???」
秋穂先輩「ぎゃーす!!」
結局本人が状況を飲み込む前に、秋穂先輩と横の席の知らないおばちゃんがいろいろ動いてくれました。
その節は皆様ありがとうございました。ふがいないさとりでスミマッセン。。。
一人旅の時はあんまりやらかさないのに、誰かといると何かをやらかしてしまう。。。
ううむ。
それはそうと。
赤だしは残念な結果になりましたが。
お寿司はネタが噛み切れないくらいに分厚くておいしかったです。
その後、市場内をぐるぐるしてみました。
海産物は地元の人も買いに来るみたいで、実は他県産も含まれていたりしますが。
私たちも地元だったら、色々買うのになぁと思ったのですが。
今日は1日目だし、泣く泣くあきらめました。
でも、秋穂先輩はパンダのマットが気に入って、二人でお揃いを買ってしまいました。。。*4
さてさて。
一通り見て回ったところで、いよいよ海へ向かいます。
きいてアロエリーナ♪
まずは三段壁へやってきました。
でも好きなんですよ、船越栄一郎が……じゃなくて、海が。
こんなに風光明媚なのに。
どーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!
と、何やら耳をつんざく爆音が。
秋穂先輩「えっ? 何何??」
よくわからないまま、海の写真を撮り続ける我々。
ところでこの三段壁というのは海蝕洞になっていまして。
下の崖の部分に洞窟があり、エレベーターで降りることができます。
ダンジョンはくらーい、暗い暗いくらーい!*5
このダンジョンの横部分へ、外から打ち寄せた波が勢いよく走りぬけて行って、壁にぶつかるときにものすごい音がします。
上で聞こえていたドーンという音は、この波の音だったんですね。
いやー、すごい迫力!
寄せてはぶつかる波を、何時間でも見ていられる!
ここはおススメですね。さとりも秋穂先輩もかなり長く見つめていました。
続けて、1キロほど先の千畳敷へ行きました。
岩の上を歩けるのですが、きれいなつるつるの岩なのに、そこに名前とか相合傘とか彫ってあって、そっちへツッコミを入れる秋穂先輩。
秋穂先輩「しんご、彫り杉!!」
勝手に彫ってある岩を呼び捨てにする秋穂先輩。
でもホントに、しんごってくっきり彫ってあって、これ、どうやって彫ってるんだろ。ドリル持参なの?*6
そしてさらに1キロくらい離れた、海中展望塔へ向かいます。
昭和レトロな建物。廃墟なのかと思ったら、絶賛営業中! ホテルでした。
が。
そして、夕方だったせいで魚も家に帰っていたらしく*7、フグが海底でちょろっと泳いでいただけでした。
高知の時の感動があまりにすごかったので、ちょっと残念でした。
秋穂先輩には是非あのすごさを見ていただきたかったのに。
でも、ここの立地の関係もあるかも。高知の時は結構海岸から離れていたような気がするけども。
ここのはホテルからすぐだしなぁ。*8
仕方がないので、海の男ごっこをするさとり。
日が暮れてきたので、そろそろ夕日スポットへ移動します。
白浜のさきっちょに、円月島という島があります。
丸い穴が中腹に空いた島なのですが。
どうやらここに夕日がすっぽり入るみたいで。夕日スポットらしいのです。
実は海中展望塔からも円月島は見えていたので、結構近い距離なのですが。
海沿いを車で円月島に向かっていると、本当にガイドブック通りに夕日が円形の穴の中に入るのかわからない角度。
しかも、同じように夕日を見ようとしている観光客の車がものごっつ縦列駐車していました。
さとり心の中(うーん……こりゃ、難易度高いぞー)
今まで縦列駐車など必要ない田舎で生きてきたさとりでありますからして。
縦列で並んでとめるなどできないし、路駐なんかもっとできない!
それに、反対車線からパトカーがやってきたりなんかしたりして。もっと心の中が焦っております。
すると。
もう閉まりそうなお土産屋さんが一軒見えたので、逃げるように車を入れました。
すると、店主のおばちゃんがいらっしゃったのですが。
写真を撮る間停めてもいいかきいてみると、快くOK。
しかも、日没は17時ですよ〜とまで教えてくださいました。
お店の近くの場所から見ると、ちょうど穴の部分に太陽がさしかかる角度になります。
途中の路上駐車の車に気を取られて停めなくて、本当によかった!
お店のおばちゃん、本当にありがとうございました!
船がちょうど穴の前に停泊してまして。どうやら船に乗るツアーもあるようです。*9
実はこの円月島、本当の名前は「高島」というんだそうで。
円月島という名前は、文豪がこのあたりにこもって徹夜で原稿を書いていた時に、ふと高島を見たら月があの穴の中に入ったので、あわてて原稿用紙の端に「円月島」と書きつけたのがはじまりなんだとか。*10
これで本日の行程は終了です。
この後、さとりにしてはリッチなホテルで、リッチな夕飯をいただきました。
梅のお酒がめっさおいしかった!!
さすがは紀州ですね!
もちろん、露天風呂にも入りましたよ〜
白浜は温泉地ですからね。
山の上のホテルだったので、下のホテル街の電灯がとてもきれいでした。
翌日へ続く☆
*1:夜はじけたいといいたいらしい
*2:当社比
*3:白浜はマグロよりもクエの方が有名みたいですが。秋穂先輩はマグロご所望でした
*4:この、パンダがくいっとしているところが、気に入ったらしい。こういうおもろいところに目が行くから秋穂先輩スキ!
*5:ダンジョンのブルース!
*7:夕方になると魚は家に帰りますという張り紙があった。宿題しろよ、歯を磨けよという何やらを思い出すイラスト付きで。
*8:しかも、露天風呂が見えるんですよ、いいんですかね、あれは。
*9:ただ岸から見る組からは大ブーイングでしたが。さすがは関西。めっさ口に出てた! 隠れてないよ!!
*10:つか、この話をホテルまでの移動のタクシーの運転手さんから聞いたのですが。さとりが思ったことは「今も昔も、作家は徹夜で原稿をするんだなぁ」ってことでした! はい、スミマッセン!!