019_青森県/困った時は北に逃げます。本州最北端でとんがる旅(4泊5日+α)
2日目夕方。南米チリ沖で大地震が起きました。
さとり「うう……またですか……」
なんでこう、私が経県値を積んでいると、何かが起こるんだろうか。もしかして、不安だったのって、これかな?*1
チリも心配ですが、青森に津波注意報が出てる……
日本に到達するのは、翌朝(つまり3日目の朝)のようで。
朝からテレビで注意を呼びかけていました。
幸いというべきか、到達したのも10cmとかのようでして。
今日は海岸に出かける予定でもなかったので。
まったりすることにしました。
青森駅の前に、アウガという大きな建物があります。
こちら、若い子向けの衣料品店*2や、地下は観光客向けの海鮮市場などがあったりしますが。6F〜8Fは図書館になっていまして。
お店の予約時間まで、こちらでまったり本を読みました。
とてもきれいで、使い勝手の良い図書館で。
旅行関係の本が独立してコーナーになってて、旅先で旅の本を読むさとり。ちきりんさんの本を読みました。たかぎなおこ先生の旅行コミックエッセイ(ひとり旅x年生シリーズ)や、能町みね子先生の「逃北」もありましたよ!
さらに、日本文学のコーナーになろう系の小説がおいてあったり*3 北前船関係資料の特設コーナーがあったり。
21時まで開いてるということで、かなり使い勝手も良さそうでした。
や、このアウガにLOFTがあったら私住めるな、マジな話。
さてさて。
そうこうしている間に、予約の時間がやってきましたので、本を読む手を止めて、お店に向かいました。
アウガより歩いて5分もかかりません。
たかぎなおこ先生の作品に「浮き草デイズ」という作品がありまして。
前述の旅行系作品とは出版社が違うため、担当編集さんはかとうさんではないのですが。
この「浮き草デイズ」で、昔たかぎなおこ先生がバイトされてたホテルのシェフだった「モモセさん」が、故郷でお店を開かれていた!!
それが、こちらの「海坊厨」さんなのです。
そのバイト先のホテルの朝食で「和食」「洋食」「フレンチトースト」が選べる、しかしモモセさんのフレンチトーストはほかのシェフのフレンチトーストよりもうまい! とありまして。
私、実はフレンチトーストがあまり好きではないのですが。
そんなにうまいのなら是非食べたいと、かねてより思っていたのです!
しかも、たかぎなおこ先生がこちらの海坊厨さんでフレンチトーストと再会! というコミックエッセイが発売されてから、さらにフレンチトースト熱が加熱!!*4
もうこれは、食べるしかない!!
と、今回の旅程に入れていたのでした。*5
予約をしたときに、いろいろヒヤリングされまして。
私が広島から来ていること、しかもコミックエッセイを見て行くことは、お店の人にすっかりバレてしまいまして(まあ逆にフレンチトーストのお願いがしやすかったので、良かったんですけど)。
なんと、上記のたかぎなおこさんがいらっしゃった時と同じ席に通してくださいました!!
お店はとてもアットホームな感じでした。
全部食べられるか心配だったのですが、おまかせコースをお願いしまして。
最後のデザートをフレンチトーストに変更していただきました。
まず出てきたのは、かぶの洋風茶碗蒸し。
蒸したかぶの中に、茶碗蒸しが入ってて、上からお出汁のあんがかかってるっていう、なんか結婚披露宴にでも来たような豪華な前菜が……
だってこれ、上にお花が乗ってますけど?!
でも、ぺろっといただいちゃいました。
たぶん、食べられるよね、このお花……?? ってことで、残さず全部。
そしたら、次の料理を持ってこられたときに、
「お花は飾りですので食べられませんよ〜」
とツッコまれました(笑)
ですよね〜(笑)
続いて、ほうれん草のニョッキ(こちらにもお花が添えてあった)、ランチのサラダとスープ、ライス(パンと選べます)、メインの鯛を軽く揚げてあるやつ(名前がわかんない……ソースがめっちゃピリ辛でうまかった!! ご飯がすすむくん!!)が出てきて。
お料理を持ってきてくださる度に、ていねいに説明してくださるのだけど、よくわからない名前も多くて覚えられませんでした……
朝からご飯を食べていなかった私はがっついてもりもり食べてしまいました。
やー。本当は味わって食べる感じのランチコースなんだろうけど。
おいしかったです!!
そして、いよいよお待ちかねのフレンチトースト!!
ウチのフレンチトーストって、パンにところどころ卵がかかってなくて白いところとかあったんですけど。
さすがプロのフレンチトースト! 黄色いよ! すべてが黄色い!!
白いのは砂糖のお化粧をしてるところだけだよ!!
メイプルシロップも付いてるよ!!!
ウチのフレンチトーストにメイプルなんておされなものは(以下略)
さっそくメイプルをかけていただきました。
すごい!
中がふっわふわなのに、外がカリっとしてる!
メイプルがしみ入るスキがないくらい、中も黄色い!
なんか、卵ケーキ? プリンケーキ?? でも食べてるみたい!!
こんなフレンチトースト、食べたことないよ!!
ああ、これなら東京のホテルで出てたんだなぁって納得する。*6
全たかぎなおこファン垂涎! これがモモセさんのフレンチトーストだ!!!
全部の料理をぺろっといただきました。
さすがにごはんにフレンチトーストで苦しくなったけど、そんなことはどうでもよろしくなるくらい!!
どこでもドアがないのがホント悔やまれる。
ほかのランチメニューもとってもおいしそうだし、なんで青森本州の一番はしっこなん?? 山口くらいの位置に引っ越してきたら絶対に通いたくなりますね。
帰り際に、東京時代のお写真を見せていただいたり。*7
たかぎなおこ先生が描かれた色紙を見せていただいたり。
一人で緊張しまくっている私でしたが、最初から最後まで本当に良くしていただきました。
ありがとうございました!!
周りを見たら、女子会でランチしてたり、ランチ巡りが趣味っぽい女性が来てたり、若い女の子がラーメンだけ食べて帰ってったりして。
普段使いからおしゃべりまで、地元の人も幅広く利用されているようでした。
ホント、うらやましいです!!
詳しいお店の情報はこちらをどうぞ。
→海坊厨 (ウミボウズ) - 青森/魚介料理・海鮮料理 [食べログ]
さてさて。
そんな素敵ランチの後は再び図書館に戻りまして。北前船コーナーでなぜか岡山の歴史本を読みあさり。
16時の列車で青森駅から大湊駅へ移動しました。
明日はとんがりの右側、下北半島をぐるりんします!!
★ つづく ★