023_奈良県/古代deハッスル 大和国編 〜聖徳太子の七星剣の実装はまだですか?!(2泊3日)
さて。2日目です。
1日目の冒頭で「ホテルがとれない」と書きましたが。
最近、ホテルは直前ではなかなかとれないのです。飛行機やバスはそうでもないんだけどねぇ……
たぶん、海外からのお客様がね……なんか予定もないのに押さえてるってウワサでね……
まあ、それはともかく。
今回のお宿は、初のゲストハウスでした。
2日間同じゲストハウスにお世話になりました。
奈良市指定重要文化財「青田家住宅」をゲストハウスにしたという、とても奈良っぽいところでした。
ドミトリーだったので、小学校の野外活動で泊まったようなベッドがお部屋で。トイレお風呂は共用でした。
でも、野外活動の自然の家みたいな「虫が出る!!」みたいなことはなく。オープンしたてだったということで、とてもきれいなところでした。
お値段も安いのですが、交流しないといけない空気が……やっぱり、苦手かな。人見知り&でろでろに疲れていたので……
カーテンをしめていれば、すぐに寝かせてくれるのですが……
でも、お風呂に入りに行きたいのに、入り口付近で延々と話されるのは……ちょっと……
あと、アラームをかけるのも躊躇するくらい音がダダ漏れなのですが……目覚まし時計はいらんかったですね。だって、朝の6時から皆出かけてて、7時には誰もいなかったんだもん。
あ、でも。
私の上のベッドと上のお向かいは2人組で、薬師寺目当ての審神者だったことは報告しておきます(笑)
さてさて。
奈良市内の移動は、ICカードを使用して、バスで移動しました。
ゲストハウスから近鉄奈良駅まで歩ける距離ではあったのですが。
なにしろ、昨日の薬師寺+東大寺+正倉院+おじいちゃんち+春日大社がえらいやっちゃでな……とてもじゃないが、約1kmがんばれる体力は残されていなかったので。
CI-CAには大変お世話になりました。。。
近鉄奈良駅から……
吉野駅へ到着です!!
吉野の桜は一度見たいと思っていたので。
古代でハッスルする前に、吉野へ行ってきました。
実は吉野は標高が高く、奥千本の桜はまだつぼみ……そんなに時間をかけても仕方ないと思ったので。急遽1日に詰め込みました。*2
まだ咲いてないのか……とも思いましたが。
今年は例年よりも早いのだそうな。
一緒に乗り合わせた大阪のお母さんが、「日本で最初にできたロープーウェイやねん」と言っていましたが、本当でしょうか……?
あと、結構揺れます。当たり前ですが。
まんちくりんに満員だからかもしれませんが。
降りたらそこは「下千本」です。
吉野にいられるのは2時間弱くらいなので、行けるところまで奥に行ってみることにしました。
黒門*3 をくぐると、いきなり土産物屋がならびます。
でもなー。タケノコとかしいたけとか、珍しくないんだよなー……*4
とりあえず、金峯山寺に行ってみることに。
実はここも世界遺産です。
人もさほど多くないし、桜はきれいだし、来て良かったです。
でも、時間的に、ここらで引き返すことに。
おみやげ屋さんで、吉野葛を購入。
そして、七曲坂を降りて、吉野駅へ戻ります。
吉野駅にて、記念切符を買いました!
お昼からは、来た道(というか近鉄)を戻り。
飛鳥へ移動します。
吉野駅からは1時間くらいでしょうか。現在時間は13時半。
ここからは、古代クラスタさとりが、ちゃりちゃりを駆使し、古代の遺跡をめぐります。
こちらのページを参考にしました。ありがとうございます!
→http://homepage2.nifty.com/bu-ra-ri/asukamura.htm
これがさとり号(仮名)だ!*5
駅前の案内所で、紙の地図をもらって、いざ出発!!
写真多めのコメント付きですが。
どうぞおつきあいください。
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吉備姫王は、斉明天皇・孝徳天皇の母。つまりは、天智天皇(中大兄皇子)の祖母。
桧隈墓は墓名。
「日本書紀」によると、皇極天皇2年9月に亡くなったらしい……
このおさる像、実は動いたら祟りがあるらしいのですが……
実は元禄15年(1702年)に田んぼから出土した物が、しばらく隣の欽明天皇陵に置かれて、その後明治5年にこの墓に移された……つまりは、動いている、らしい(笑)
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欽明天皇陵
欽明天皇陵は、全長140mの前方後円墳。明日香村内では唯一らしい。
「日本書紀」によると、欽明天皇は32年(571年)4月に亡くなり、9月に埋葬されたそうです。
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この二つは、道路を挟んで山の上と下にあります。
雪隠=トイレ、です(笑)
その昔、鬼がまな板の上で人間を料理して、雪隠で用を足したという伝説があるらしい……というのはあくまで伝説で(笑)
実のところ、古墳の石室が露出してバラバラになったもの、らしいです。
(雪隠が上、まな板が下……という風に)
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天武・持統天皇陵
鬼の雪隠・まな板から、民家方向に折れると、いきなり古墳に出会います。ホント、ここでいいの? って道。実は裏道だったようですが。
天武・持統天皇は、夫婦そろって同じお墓に入っています。
石室は内陣(奥室)と外陣(前室)に別れ、その境には金銅製の扉があったとか……
ただの竹林にしか見えない……が、「宮内庁」の看板が……
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いつ何のために作られたのか謎だが、川原寺の四至(所領の四方の境界)を示すものではないか、という説があるそうです。
亀石が西を向くと、明日香は海になるとか……なんとか……
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聖徳太子が生まれた場所に、聖徳太子自身が建てたお寺。
当時この場所には「橘の宮」という欽明天皇の別宮があり。その欽明天皇第四皇子の橘豊日命(後の用明天皇)と、穴穂部間人皇女との間に生まれたのが、聖徳太子だそうです。
現在法隆寺にある「玉虫厨子」も、もともとはここにあったとかなんとか……
聖徳太子建立七ヵ大寺の一つ。太子殿。
黒の駒。聖徳太子の愛馬らしい。空を飛んだとかなんとか……ホントですかよ。
二面石。飛鳥時代の石造物。人の心の善悪二相を現したもの……らしい。
昭和に作られたシュールな聖徳太子像を見たり。
特別公開の聖徳太子絵伝を見たりしているうちに。
なんと、雨が降ってきました。
ええーっ、今日はぎりぎり雨降らない予報だったから飛鳥巡りを入れたのに……
橘寺の軒下で雨宿りをしていたら、山の方向から、「なーむあーみだーぶ、なーむあーみだーぶ……」というお経が聞こえてきて。
さとり「あれ? 天台宗?!」
と思ったのですが。*6
どうやら、外れていなかったらしい。
橘寺は、昔は法相宗だったらしいのだが、江戸時代中期より天台宗になったそうです。
それはともかく。
さとりは雨の中走ることにしました。
そろそろ時間が折り返しにさしかかっているのですが……まだ石舞台古墳も高松塚古墳も、行けてないし。
できればキトラ古墳も行きたいんだけど……間に合うかしら??
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横穴式石室を持つ方形墳で、築造は7世紀の始め頃と推測されているそうです。
すでに古墳上部の封土は失われて、巨大な天井石が露出した形になっています。
被葬者は不明(蘇我馬子? とも言われている)。
昔、狐が女性に化けて石の上で舞を見せたから「石舞台」、もしくは、旅芸人が舞台代わりにこの石を使ったから「石舞台」とも。
高松塚古墳よりも50〜60年くらい後の、自然の石を積んでいるそうです。
黒い花崗岩は「飛鳥石」と呼ばれているそうです。
おわかりだろうか……飛鳥人がハッスルしているぜ……
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高松塚古墳の、壁画館
さとり号のレンタル時間が17時までだったのですが。
この時点で、16時15分……しかも、この壁画館も受付が16時半まで、ということで、高松塚古墳より前に、手前の壁画館に入りました。
高松塚古墳自体は、やや小さな古墳なのですが。
石室に描かれた壁画が見つかり、一世を風靡しました。
……とはいえ。
今はカビやら崩壊やらがすごくて、この壁画館でレプリカのみを見ることができます。
レプリカではあるのですが。
原寸・原色で再現されているので、「あー、教科書通りの絵だな」というのはわかります(笑)
四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)と、人物群像(男子4名、女子4名がそれぞれ2組、計16名)が描かれています。
それから、副葬品だったと思われる、鏡や大刀装飾金具のレプリカも展示されています。
そして、高松塚古墳
本気で、大きくなかった……
埋葬者は、天武天皇の息子の一人では? といわれていますが。本当のところは不明だそうです。
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そして。
飛鳥駅へ戻ってきました。
高松塚古墳からちゃりちゃりで5分もかからなかったので。
17時前には返却することができました。
よかった!
いやいやしかし、蘇我馬子系がぜんぜん行けなかった……!(橿原市方面)
余力があれば、もう一度回りたいですね。
キトラも行けてないし!
そういえば、さとり号を借りたレンタサイクル店では、EV車レンタル(i-MiEV!!)もしていました。
いいなー。わたしもお金に余力があればi-MiEV乗りたかったなー。
でも小回りが利かなさそうだったから、今回はちゃりちゃりで良かったかな!
雨ででろでろになったけど、いい運動にはなったしね!
柿の葉寿司……なぜか、桜餅みたいな味がしました。。。
あと、にゅうめんのセットだったんですが。
にゅうめんはおなかがぱんちくりんになる……気をつけよう……
つづくー!!
*1:ちなみに、CI-CAは奈良交通のバス専用です。が、バスでは全国共通の9種のICカードも使えます。同じ観光地としてPASPYは見習うべきだと思う。ICOCAだけ相互利用可能って……関東とか九州とか他の地域の観光客を取り込もうよ!
*2:薬師寺がそんなに混んでなければ、2日目=吉野、3日目=飛鳥の予定でした。もしかしたら薬師寺が混んでて、仏教と刀展が見れないかも知れないとは思っていたので、入れ替え、もしくはつぶすことも考えていましたが。結局吉野の桜が咲いてないので、1日に詰め込みました。
*3:昔は大名といえど、槍を伏せ、馬から下りて通ったという関所。
*4:とれるからね
*5:ただのレンタサイクルです
*6:法要で、独特の音階で読むので、覚えていた。