024_神奈川県/廃墟のようなガード下! 都会の秘境駅、鶴見線探検隊☆(1日)
ハロー! こちらさとり隊!!
只今シロガネーゼを下り中!!!*1
なーんてな。
さて。
今回さとり隊(ただしひとり)は、都会の秘境駅満載の、鶴見線を探検します。
何故鶴見線かといいますと。
またマンガネタですみません。能町みね子先生「うっかり鉄道」*2 、そして鳥野しの先生「オハナホロホロ」で登場するのです。
この経県値マップではかなりおなじみ、能町みね子先生「うっかり鉄道」、能町先生は関東の鉄道路線図を何も見ずに書ける、乗り鉄にとっては、崇拝すべき先生なのでございます。
廃墟萌えや工場萌えの皆様にもオススメ、うっかり鉄道。
まずは、その中の駅のうち、是非とも行ってみたかった「国道駅」に行きます。
改札内なのに、さらに改札がある。
そこを抜ければ、鶴見線ホームです。
この国道駅は、高架上にあり、さらにカーブの途中にあるので、電車とホームの間がめっちゃ開いてる。
うっかりしていると、マジで転げ落ちてしまうのではないか。
てなくらい広く開いてる。
ちょいとヒヤリとしました。*4
そして、降りる人結構いますね。
すぐ横に分譲ぽいマンションがあるし、結構住宅多いし、当たり前っちゃ当たり前か。
流石は都会の秘境駅。
ホームで写真撮るの恥ずかしい。
おお、ウワサ通りのほの暗さ!!
否が応でも期待が高鳴るってなもんです。
薄暗いけど、結構乗る人(しかも家族連れ)がいるので、なんというか、そわそわしますね。
しかも、改札出てすぐ、ウワサの「国道下」があって。内なるテンションがあがる。
この、本に出てくる場所を実際に見に行く、っていうの。
いいですよね。
ホントなら、焼き鳥買いたいけど、それは平日じゃないとダメなんだろうな。*5
これこれ。いかにも昭和っぽい!*6
この国道駅は、開業当時(1930年、らしいです)からほぼ改装されてないらしく。
この弾丸跡も、戦中のまま残っているらしいです。
でもこれ、私の目線とほぼ同じ高さにあるんだけど……
ってことは、ここで銃撃戦があったってこと、なんだよね……
さてさて。
気を取り直して、反対側へ歩いていきます。
焼き鳥「国道下」の向こう側には、住宅が並んでます。
まあ、ほとんど空き家なのは知ってるんですけど。
2軒ほど、戸が開いてる家がありました。
おお……住んでらっしゃるのか!
30分に1本のペースとはいえ、うるさそう。
でももう、慣れてらっしゃるのかも。
そもそもこの国道駅、賃貸住宅ありきで設計されたらしいので。
都会に住むなら、頑張ってスペースを確保しなきゃなのか。
反対側は、住宅街でした。
遠くに堤防が見えて、川が近いのかと思ったら、本当に川なのだそうで。
(行かなかったけど)
この先は生麦魚河岸通りに通じているそうです。
生麦魚河岸通りとは、約250メートルに渡って鮮魚店が建ち並ぶ商店街のような場所とのこと。
しかし。
私にはもう1ヵ所、聖地巡礼をしなれけばならない場所がある。*7
ので、川には行きませんでした。
もう一度国道駅構内を歩き、国道側に出る。
線路沿いも歩けるらしいのだけど、あえて住民ぽく、国道を歩く。*8
最初の信号を、斜め左方向に曲がると、住宅に入ります。
一方通行の十字路交差点を、左に曲がると。
線路にぶつかります。
実はここ、日本一開かない、開かずの踏切だった、ところです
だった、というのは、踏切が廃止されたからです。
能町先生と担当のイノキンさんは、歩いて渡ってらっしゃいましたが。
今はもう、このように、柵がしてあります……
廃止されたときはテレビニュースにもなったので、廃止になったことは知っていましたが。
やっぱり、廃止される前に来たかったですね……
近くに跨線橋があります
踏切の目の前は、お寺がありました。
実は踏切の名前にもなっています(総持寺踏切)
お寺の周りは、石材店や花屋がたくさんありました。
国道駅から総持寺踏切を経て、再度鶴見駅に歩いて戻ってきても、30分かかりませんでした。
今度は、海芝浦駅を目指します!
オハナホロホロで、みちるとまやちゃんが、最後のデートにきた駅です。
国道駅を通り過ぎて。
鶴見小野駅、弁天橋駅、浅野駅、新芝浦駅。
海が見えてくると、テンションは最高潮です。
どんつきの、降りることができない駅に向かっているので*10 誰もいないかと思いきや、かなりの人が乗っている。
いかにも鉄ちゃんや鉄子の人もいれば、小さな子を連れたファミリーもいる。
しかし、20分後の折り返し便に乗らなきゃ2時間後まで次が来ないのに。
皆様好きねぇ。
ホームにあるSuicaマシーンにタッチして。
散策を開始します。
そうそう。
ここで、ふたりがさよならしたんだよね。
最後のデートは、なかなか来れない場所の方がいい、ってね。
※カップルいましたけどね!
駅舎は東芝の通用門、つまり社員でないと出ることができない。
東芝が敷地内に作った公園、なんだそう。
あっ、あの橋、知ってる!*11
本当なら、私も2時間いたかったのですが。
飛行機を早めの時間にしてしまったので。
折り返し便で帰ります。
鶴見小野駅……おしい!
ちなみに、うっかり鉄道で能町先生が書かれていた、古い看板はこれらの看板のことです。
さらば、鶴見線!
こうして、ショートトリップは幕を閉じたのでした!!
他のネットの記事では、浅野駅や、もっと先の駅に、猫が住んでるって見たので、ぜひまた行きたいですね、鶴見線。
↓↓オチはこちら↓↓
ちなみに。
帰ってから、うっかり鉄道を読み返して。
能町先生が渡った開かずの踏切は「花月園前踏切」だった!!
総持寺踏切じゃなーい!!
ちなみに。
ウィキペディア先生によると、日本一開かないのは総持寺踏切だそうです。
花月園前踏切が今も開かずの踏切なのかはわかりません。
そして。
帰ってから入手した情報によると。
昔は、鶴見駅と国道駅の間に駅*12 があったのだそうです。
その場所が、総持寺踏切の場所であり、跨線橋は駅の階段を利用して作られたのだそうです。
広島県人の私が言うのもアレですが。
歩けよ!!!?*13
*1:ウソです。まだそこまで行ってません。京都市中をうろうろしとります。
*2:この本はマンガというより、エッセイだけどね。
*3:実は、鶴見線は最初国鉄ではなく私鉄として作られたそう。その後国鉄が買収し、JRとなったので、改札内改札があるのは、その私鉄の名残……なのかも。
*4:さとりはご幼少のみぎり、電車とホームの間の隙間に、買ってもらったばかりの水鉄砲のおもちゃを落としたことがある(たしか、プール道具入れみたいなビニールバッグに入れてて、その長いひもが引っかかって、落ちた。昔はホームと電車の高さがかなり高かったから)それ以来、電車とホームの間の隙間は見るようになっているのだが、久々に怖かったですよ!
*5:Max人見知りのさとりが買えるのか、というツッコミは却下。
*6:そして、ヤンキーの落書きがいかにも廃墟っぽい!
*7:そう、この時まではそう思っていたのです
*10:出口から先は東芝の工場のため、一般人は出ることができない。なので、降りることができない駅で有名。
*12:本山駅
*13:だから、廃止になってますってば