018-2_茨城県/梅の季節にリベンジ! 花丸遊印録〜梅の花舞う水戸の陣〜(1日)
横浜アリーナで大ハッスル*1 した翌日。
東京国立博物館で大包平*2 が展示されるということで。
勇んで上野へ向かいました。
いかにもな古備前スタイルなのに、鋒だけが南北朝風にも似たどっしりとした構え。
ああこりゃ「大包平」って名前がつくよね。
平安朝の細身の太刀の中にこれがあったら、横綱って言われるよ。
納得のスタイルでした。
それから、ワイン片手が似合いそうな大般若長光さんもいたり。
とまあ。
朝から2時間、トーハクの刀コーナーだけで(笑)ハッスルしてしまいました。
えっ? 何故トーハクから始まるのかって?
それはですね。
この後、12時の特急ひたちに乗って、水戸に向かうからなのです。
前回、真夏の*3 水戸に、おじいちゃんこと長船派の祖*4 燭台切光忠さんを見に行ったわけですが。
まあ、夏なので、梅は咲いてないよね。
偕楽園行ったけど、めっちゃ夏の光景だったよね、っていうリベンジを誓ったわけですが。
この度、その燭台切光忠復活プロジェクト、と題して、燭台切光忠の写が作られて。
それがお披露目される、ついでになんかスタンプラリーのイベントもやってるらしいじゃん? ってことで。
特急に乗って、遠征してこようってわけなのです。
ま。
なんというか、このスタンプラリー、JR東日本が一枚噛んでるので。
途中の駅にもスタンプがいくつか置いてあるらしいのですが。
ま、特急なので全部すっ飛ばしてますよね(笑)
でも、地元の人がよく「茨城って田舎だよ」とか言いながら、上野に1時間あれば行けるのいいよね。
というわけで。再びの水戸駅です。
このスタンプラリー、JRの駅に置いてあるスタンプと。
水戸市内にある博物館やら神社やらに置いてあるスタンプとがあるのですが。
JRの駅に置いてあるスタンプは、どう考えても時間的に無理なので。
水戸市内のスタンプを狙うしかないのですが。
4箇所はどう考えても、時間的に無理。*5
ので。慎重に行く場所を選ばなければいけません。
とかなんとか言っても。
スタンプの台紙をもらいに行かなければ始まりません。
改札出てすぐのスタンプラリーイベントのテントに、めっちゃ恥ずかしがりながら*6 台紙をもらいに行きました。
その後ろで、燭台切光忠のイケボ駅アナウンスが流れたりして、もう恥ずかしさがマックスです。
急いで、水戸駅のスタンプを回収するべく、そこを立ち去りました。
が。
なんと、水戸駅のスタンプコーナーの前で、3〜4歳くらいの息子さんを連れたおかーさんが、おそらく行けなかったであろう友人の分まで冊子3〜4冊スタンプをペタペタしているじゃあ、ありませんか!
しかも息子くんの背中のリュックから、こんのすけのぬいぐるみが首だけ出てるし!
(わかりますか)
もうね。
いたたまれなさMAXですよ。
まあいいんですけどね。多分家で一緒に花丸アニメ見てるんだと思うし。
(息子くんの方にやらされてる感がないのが救い。こんのすけのことめっちゃ好きなんだって)
どうでもいいけど。
冊子は一人一冊やって書いてあるやないかーい!!
……あ、冊子はスタンプ設置してある台にめっちゃ備え付けてありました。*7
続けて弘道館へ!
一度来たことがある場所というのは強いですね。
そのまま、歩いて、弘道館へ向かいました。
ここは水戸藩の学校、だったようです。
しかし何故か、中にトイレとかお風呂とかあって、とっても本丸み溢れていました。
(資料にいいとか思ったとは内緒です)
そしてやっぱり、あの親子いたよね。。。
しかしあれだ。
貞ちゃんの内番姿パネルとか。何も知らない人があの前を通ったら、
なんでいきなりテニスしそうな格好の男の子が?! って思うよね?
しかも頭に羽根飾りつけてるし。
そして茨城県立歴史館を狙います
なんと。
会期中はボンネットバスが運行されているとかで。
トトロのバス停にやって来そうな昔のレトロバスがやって来ました。
ちょうど博物館方面に連れていってくれるというので、乗り込みました。
歴史館には大倶利伽羅がいるのですが。
時間がない!
というか、貞ちゃんのとこでゆっくり見すぎた!!!
というわけで。
茨城県立歴史館は泣く泣くスルーすることに。
メインの徳川ミュージアムへやってきました!
そのままバスに乗り、徳川ミュージアムへやって来ました!
前回は住宅街のど真ん中に降ろされてしばらく歩きましたが。
さすがは巡回バス、入口の目の前で降ろしてくれました!
とはいえ。
だいぶ時間がおしてきているので、展示品はかるーく見る感じで。。
(黄門様が実際に使っていたという印籠がありました!!)
本日のメイン、本歌と写の燭台切光忠さんの展示へ!!
この写(再現作)は、宮入法廣氏の作品です。
備前伝の作風を得意とする、長野県無形文化財を保持されている匠です。
2016年から作刀に入り、この度完成したとのこと。
写と再現作ってどう違うんだろって思いました。
だって、この燭台切、丁子じゃないんだよね。
のたれに似た直刃風。
私はこっちの方が好みなのでいいんですけど。「再現作」じゃないんじゃない? って思う。
ま、素人目の感想ですけどね。*8
押形のマステと付箋をお土産に買ったんですけど。
押形見たらやっぱり丁子なんだよなぁ。。。
なので私はこの日記ではあえて「写」と書いています。
あと。
やはり本歌の姿は美しいです。
多分みっちゃんは気にしてるけど、鎺が付着してるのが美しいんだよなぁ。。。
そして。
ちゃんとスタンプも押しましたよ。
スタンプは別館にあったので。
そして、偕楽園へ。。。
ちょうどいいバスもないし、そんなに距離も離れていないので。
徳川ミュージアムから偕楽園まで歩いて行きました。
しかし。
ちょっと残念なことに、梅は2分咲きといったところでした。
まあ、2月の終わりだからねぇ。。。
でも、2分咲きとはいえ、咲いてる木の横を通ると、めっちゃあまーい匂いが!
こりゃ水戸のお殿様も「植えてくれ」って言うよね。*9
これ満開だったらすごいんだろうなぁ。
常磐神社へ寄りました!
スタンプは2つあればポストカードが1枚もらえるのですが。
3つあれば2枚もらえるらしいので。
すぐ近くにある常磐神社へ寄りました。
スタンプは神社隣の義烈館にありました。
もう時間もかなり迫って来ていたので。
展示はかなり駆け足の見学になっちゃいました。
常磐神社は、水戸光圀を祀る神社で。
義公とは、徳川光圀公の諡(おくりな)。
烈公とは、徳川斉昭公の諡なんだそうです。
義烈館は「水戸のすごいものが展示されています!」とのうたい文句が掲げてあります。*10
スタンプを無事押して、ポストカードを2枚いただいて来ました。
日曜日の夕方に、中国地方から来ると言うのはかなり珍しかったらしく。
本部のおねーさんに驚かれました。。。
と言うわけで。水戸駅まで戻って来ました
神社の裏手からちょうどよくバスが出ていたので。
水戸駅まで戻って来ました。
そして、水戸駅でコラボ弁当なるものがあったので買って。
ついでに梅の香りが満載のお菓子も買って。
帰って来ました。
ついでに言うとね。
バスでICカード「いばっぴ」を買ったんですけどね。
帰って来たら無くしてたっていうね!!!
おばかー!!!!!
(2018年12月追記)
なくしていたと思ったいばっぴですが。
カバンの中から出てきました。
良かった!
*2:ウチの本丸にはパン祭りの景品としてやってきました。つまり、彼は白いお皿なのです
*3:と言いながら、9月だけど
*5:17時には出ないと、最終の新幹線に間に合わない。
*6:最近の若い子はヲタクであることを全然隠さないそうですが(大学に勤めている友人談)、古のインターネット老人会である所のさとりは、こう二次元がおおっぴらになっているのに耐性がないのでとても恥ずかしい&いたたまれない
*7:先にこっちに来ればよかった。。。
*8:でもね、前にテレビで、写でも刃紋まで再現できるって見た気がするんだよねぇ。。。
*9:偕楽園に梅がめっちゃ植えてあるのは、生涯三回しか水戸に帰ってこなかった殿様がその3回のうちの1回で「小石川にはめっちゃ梅があるのに。。。」とDQNなことを言い出したからなんだそうな。
*10:でもそのうたい文句が昭和み溢れてて逆にめっちゃ怪しさを醸し出している。。。