経県値マップ

47都道府県を全制覇する旅

037_富山県/立山黒部アルペンルートとグルメ旅(前泊+2泊3日)

富山駅前のホテルへ2泊お泊まりしています。
アルペンルート歩きの疲れから、泥のように眠るかと思ったけど。
意外とそんなこともなく、うきうきしながら歩いています。



富山駅(バスターミナル側)

 

富山駅を意味もなくうろちょろする

昨日電鉄富山駅に着いた時はもう真っ暗だったのですが。
明るい時間に改めて富山駅を見ると、とてもウキウキします。

何故なら。

路面電車が、駅の構内をズドンと貫通しているからです!!!



富山駅(北側)


まだ工事をしている途中なので、ちょっとわかりにくいかもなのですが。
東西を走っているJR線の駅が2階部分だとすると。
南北からの路面電車の駅が、1階部分を貫通しているのです。
(写真コの字のアーチが、路面電車用の架線です)

わかりますか!
この、テンションの上がり具合が!!!
鉄オタ歓喜の、立体交差構造が!!!!

元々北側と南側の路面電車は別会社が運営していて、北と南の路線は独立していたようなのですが。
南北貫通にあたり、経営統合されたようです。

まあでも、それゆえの悲しみもあったわけですが。


さとり「パスカください!」

駅案内所のおねーさん「パ……? ああ、えこまいかですね、バスの案内所で売ってますので、そこで聞いてみてください」


路面電車の駅の近くに、案内所があったので。
ウキウキしながら、いつものICカードをゲットしに勇んで行ったらば。


バス案内所のおねーさん「パスカは廃止になっちゃったんですよー。今はこのえこまいかで両方乗れますので〜」


お分かり頂けただろうか?
つまり、富山のICカードは、元々富山ライトレールが「パスカ」、富山地方鉄道が「えこまいか」をそれぞれ発行していたのですが。
この経営統合に伴い、こちらも「えこまいか」に統一されてしまったのです。

コレクションが2枚増えると思ったのに。。。
無念。



雷鳥のデザインの可愛い「えこまいか」をゲットだ!


まあ、こういうことがあるから早く来い、ということですね。
仕方ないのです。。。


それはそれとして。
富山駅路面電車の駅は本当にテンション上がりますね。
2階部分がテラスになっていて、上がれるのですが。
一人で上から横から写真を撮りまくりました。





広島駅も、将来はこんな感じになるのかな?
それとも、小倉駅みたいになるのかな??

 

秋水美術館に行く!!

早速、富山駅から路面電車に乗って、秋水美術館に行くことにしました。
何故ここかと申しますと。
刀マニア垂涎、刀剣の展示に力を入れた、新しい美術館だからなのです!!!



何故富山? と思われるかもしれませんが。
三大刀工といえば、粟田口吉光、相州正宗、郷義弘と決まっているからです。
その郷義弘が、越中で作刀していたのです。*1

残念ながら、この時は江の作品は出ていなかったのですが。
(「郷とお化けは見たことがない」*2 から、しょうがないよね)
広い展示室に、たくさんの刀が展示してありました。



こんなにたくさんあるので、細かくみていくと、時間がかかるのですが。
途中、地元のおじさま2人組がやってきて、展示室をさらっと見ながら、

「何でこんなに刀剣が展示されてるんだろうねぇ?」

と不思議がっていたのが、大変面白かったです。
展示室の外に「富山にもすごい刀工がいるよ!」展示コーナーがあって、郷義弘のことも紹介されていたのですが。
なにぶん、端っこすぎて、多分気付かれてないんだろうなぁ。。。
と、ちょっと残念なような、面白かったような、そんな気分でした。

まあ、三大刀工とか、正宗十哲とか、ちょっとマニアックな世界の人じゃないと知らないよね。。。
しかも展示室内には江の刀展示されてないし(しーん)


私は、南北朝作刀の、加州真景が気に入りました。
(いつも通りですね!)



秋水美術館は、刀の展示室では写真撮影OKなので。
気に入った刀は写真に残すこともできます。
あと、1階で図録買っちゃった。。。
これから歩き回るから重たいのわかってても、買わざるを得なかった。。。

 

富山といえば、富山ブラックでしょ!!

私はたかぎなおこ先生のファンなので。
先生が召し上がったものは(以下略)
というわけで、この経県値マップの旅ではちょくちょく作中で出てくるお店に聖地巡礼を行っているわけですが。

富山といえば、富山ブラックでしょ!!

というわけで。
元祖富山ブラックと銘打ったお店「西町大喜」さんに行くことにしました。
富山ラーメンの元祖、と言われれば、行くしかないのであった。。。

だがしかし。
西町本店は、民家ぽすぎて一人では入れなかった(チキン!)
ので。
駅ビルの中にある支店に行ったのでした。
チキンの味方、駅ビル飲食店。ありがたやー!


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創業昭和二十二年。
味の秘訣は高橋青幹氏(オヤッさん)秘伝のタレにあり。

オヤッさん由来の頑固なこだわりは
今日も皆を喜ばせる。

富山のラーメンは大喜の歴史
そのものである。


というわけで。
富山ブラックは、オヤッさんがおにぎりだけ持ってた労働者のために、濃い味付けでチャーシューのたっぷり入った「よく噛んで」食べるおかずの中華そばを考え出したことが、その始まりなのだそうです。



なので、お店のメニューは富山ブラックか、ご飯のセットのみなのです。
流石に、ご飯は一緒に食べられないと思って、富山ブラックのみにしたのですが。
めんが硬めで太いので、一番小さなサイズでもぱんちくりんになります。

流石は、労働者のためのお昼ごはん。

スープは真っ黒なのでびっくりしますが、からくて飲めない、というわけでもなく。
(ただ、塩分は多そうだったので、流石にスープだけ飲む、というのは遠慮しておきましたが)
しょうゆ系に、黒胡椒がピリリときいていて。
確かに、ご飯が欲しくなる味でしたね。
絶対に動けなくなるので、頼みませんでしたけど。

 

世界一美しいスタバに行く

富山ブラックでお腹がぱんぱんになりましたので。
噂の「世界一美しいスタバ」に歩いて行ってみることにしました。

富山駅から北側に1キロくらい歩いたところに、とても整備された公園があるのですが。
(運河を整備して公園にしたらしい)
その川のほとりに建っているスタバが、どうやら世界一美しいスタバ(立地的に)、ということなのらしい。



で。
どこにスタバがあるのかというと。



運河のすぐそばに、テラス付きの店舗があったのでした。
ただ、すごく人気店らしく(八つ時前に行ったのも悪かったんだろうけど)、めっちゃ並んでいて。
店内の席は満席であく気配も無く。
(芝生とかにレジャーシート広げて飲んでる親子連れとかいた。ある意味正解だ)
富山ブラックがまだまだ胃の中の大半を占めていたので、諦めたのでした。。。

まあ、立地的に世界一だってだけで、売ってるものは他のスタバと一緒だし……!(強がり)


その代わりと言っては何ですが。
この公園、実は元運河だけあって、果ては海までまっすぐつながっているようで。
実はその横がウォーキングコースになっているのです。

さとり「行けるところまで、行ってみるか!」

完全に計画外ですが。
胃の中の大半を富山ブラックが占めているので、仕方ないのです。

海まで歩くと、片道2キロみたいなのですが。
(戻ってくると往復4キロ)



何とか、半分の1キロ地点までは歩いて、そこから来た道を戻って。
合計2キロ、歩きましたとさ。

 

富山のうまんい(回転)寿司を食べる! その2

昨日の回転していると見せかけて回転していないお寿司も美味しかったのですが。
やっぱりちょっと納得いっていなかったので。
富山駅の中にある回転寿司のお店にも行きました。

「すし玉」さんというお店なのですが。
ネットでも、初めてならここに行けとあったので、まあ間違いはないでしょ、ってことで。


こちらのお店のレーンには、ちゃんとお寿司が乗っててぐるぐるしていました(笑)
席に着いたらまずお味噌汁がサービス(ゆうてセルフサービスだけど)でいただけるのですが。
なんと、エビがもりもり入っていました!



タイミングの問題か、あと乗せのネギがすっからかんだったので、ちょっとしか入れられなかったのが残念でしたが。
それを凌駕するくらいの、エビの旨味と脂がたっぷり入っていて。
これがサービスでいいのか?! と、ちょっと感動してしまいました。



のどぐろ、マグロ、白エビの三種盛り。

これがね。
やっぱり正解でしたね。
流石にくるくるはしていなくて、カウンターの伝票に書いて渡して頼む(もしくは職人さんに直接頼む)のですが。
あと、一皿800円もしますが!
それだけの価値はありますね。

うまんい!!

流石に富山ブラックがまだ尾を引いていますので。
これと軍艦巻きだけ頼んでフィニッシュしてしまいましたが。
これだけで全然おっけーっていうか。
美味しいネタを少しだけ食べてお会計って人、結構いるみたいですね。

ごちそうさまでした!!

二日連続でお寿司とか、めっちゃ贅沢やんー。
何で北陸で回転寿司っていう選択を今までしてこなかったんだろ。。。
これからは北陸にきたら絶対お寿司食べる!!
と、誓ってホテルに戻ってきたのでした。

*1:郷義弘は、南北朝時代越中国新川郡松倉郷(現在の富山県魚津市)に住んでいた。鎌倉時代末期の名工・正宗の弟子の中で特に優れた技能を持った10人「正宗十哲」のうちの一人。

*2:郷義弘は若くして亡くなっているので、作品が入手困難なことから、こう言われている。