028_ 岩手県/新たな宝と永久的な宝 〜BRTもあるよ(3泊4日)
7月のある日。
「一関市で、博多藤四郎が展示されるよ!」
という情報を入手し。
ギリギリながら行ってきました!
「新たな国民のたから展」!!
3泊4日と言いながら、1日目と4日目は移動日なので。
中日2日のみ書きます。
お付き合いください。
まずは一関市博物館へ向かいます。
一ノ関駅から、バスに乗り込みます。
厳美渓にかかる御覧場橋に寄り道なんかして。
住宅の下にこんな綺麗な川がいきなりあります。*1
夏っぽい景色ではありますが。
全然暑くないです。
「やませ」の影響らしいのですが、25度ないのです。*2
でも、傘は差さなくても大丈夫な程度ではありますが、雨がぱらぱらしてるので、湿気由来の汗は出ました。
正恒が目印!
外の看板にもありましたが、復興支援の一環で、この日は無料で入れました。
さとり「お金を払いに来たのに?!」
しかしありがたく入館させていただきました。
入口にどこからきたのかアンケートがあって、広島から来た人はふたり、山口から来た人は4人いました。
遠くからでも、皆来るのね〜*3
日本地図にシールを貼るのだけど、東北はやはり凄まじいことになっていました!
今回は「新たな国民のたから」と題して、文化庁が新しく購入した文化財の展示です。
展示は2階で行われていましたので、早速上がりました。
絵画で気になったのが、「紙本著色 群仙図」。
江戸時代の屏風に、仙人が描いてあるものなのだけど。
いや、イグアナではないとは思いますが。
結構目を引くよね、このイグアナ。
そーしーてー。
刀剣の展示室。
粟田口吉光らしい、細身のシティボーイ的*4 短刀ですね。
平造りで、直刃が控えめに入っているところが、めっちゃ好みです!
それから。
蜻蛉切の主と同じ主、中務正宗さん。
相州の身幅がある、いかついイメージ。
用途が違うからまあ仕方ないのだけど。
戦場で映えるのは、明らかに正宗の方よね。
それからそれから。
伯耆安綱の太刀!
写真が真っ黒になっちゃっていますが。
黒味を帯びているのは、仕様らしいです。
そういえば、距離的には近いのに、伯耆には行ってないね。
時間的には遠いからだな。
常設展、別棟は展示があったのだけど。
普段は常設展の刀系が展示されてるところを今回の企画展に使っているので。
舞草刀などが見れなかったのは残念でした。
玉こんを食べました!
東北のおやつといえば、玉こんでしょ?!
お約束のように、いろんな本に登場していますが。
今まで玉こんを売っているところに遭遇してませんでした。
しかし!
博物館の隣にある「道の駅 厳美渓」の前で、屋台を出しているおっちゃんがいたので、買いました!
1本100円でした!
味はまろやか(東北の味付けは濃いイメージ)。
でもおっちゃんがバケツの中に黒い出汁を、どっばどっば入れて漬けてたけど…
道の駅は、牛たん味噌とかずんだもちとか、あとは野菜(めっちゃ安かった!)を売ってましたが。
さすがに、野菜をこれ以上持ち歩くわけにもいかず。*5
諦めました……
パン美味しそうだった!
平泉へ出て、金色堂へ!
ちょうど良い時間にバスがきて、平泉駅へ移動しました。
バスには誰も乗っていなくて、貸切でした。
モータリゼーションの波を感じました……
平泉駅です!
さらに、ループバス「るんるん」に乗り換えて。
中尊寺を目指します!
中尊寺 本堂。
アレがあります。*6
ウチは実は天台宗なので。
お葬式とか法事とかで見たことある。
アレ。
本堂の中にはゴールデンなでっかい仏像がありました。
めっちゃ並んでた……
最近パソコン見過ぎなので。
お参りしました。
そして。
金色堂!
この写真、教科書でよく見るけど。どこが黄金なん? って思ってたんですよ。
したら、この中に黄金のお堂がありました!
さとり「お堂インお堂かよ!」
藤原四代のお骨が入っているそうです。
こちらは、鎌倉時代のお堂インお堂。
中央に立ってるの、天台宗でお墓の横に立てるやつだ。
ウチのじーちゃんやひーじいちゃんのお墓の横にも立てたよ、法事の時に。
これ、年ごとに太くしていくんだよね。
さすが、平安時代の人のは太さでかさが違うね!
夏に来て良かったなと思いました。
冷夏かもしれないけど、夏なのに歩きやすくて、助かった……
温泉にも入るよ!
涼しくはあるけど、湿度があるので、うっすら汗をかきまして。
温泉に入りました。
公共の温泉にしては、ちょっとお高めですが(3時間まで500円)。
びっくりするような値段ではありません。
熱すぎることもなく。
すべすべの良いお湯でしたよ!
移動中はほぼ雨が降ってなくて。
私の能力*7 がいかんなく発揮されましたが。
ここにきて、大雨が……
しかし、休憩していたら止みまして。
再度平泉駅まで戻りました!
一ノ関駅にて、餅を堪能します
一関は餅の文化らしく。*8
駅の喫茶店にて、餅セットをいただきました。
こちらは、ずんだ、ごま、くるみ、あんこの餅に、お抹茶とおつけものがセットになってます。
※味は右上から時計回りに、ずんだ、ごま、くるみ、あんこ
※おつけものは抹茶に隠れています…_(:3」z)_
ずんだが食べたことない味。
枝豆が甘い!
西日本にはない味よね。枝豆は塩味、で育ったわけですからして。
しかし不思議な味だけど美味しい!
くるみも間違いないよね。
こちらも西日本にはない味だけど。
しかーし。
甘いものを食べていると、しょっぱいものが欲しくなるよね。
(おつけもの、あるけど。東北のおつけものは西の人間には辛過ぎる……)
隣の立ち食いで、そばをいただきました!
黄金てなんぞや、って思ったんですが。
そうか、金色堂か!
多分、お餅のきな粉が金色なのと。
お揚げさんが、三角と四角が入ってて。
これが金色堂を表現してるのか!
ひゃー。
凝ってるな、立ち食いなのに!
お餅がめっちゃおいしかったです。
きな粉うまーい☆
あと、おそばは田舎そばでした。
実を言うと、私田舎そばがあまり好きではないのですが、ここのは美味しくいただきました。
だいぶ身体が冷えていたのか、あったかいおそばおいしかったです。
つづくー!
*2:一関は24度だったらしいです。テレビで言ってた。9月下旬くらいらしい。
*4:京都の男=シティボーイ
*5:出発地が実家だったので、カーチャンが、きゅうりと万願寺とうがらしとピーマンを持たせてくれた。きゅうりは水分がないとヤバイと思って、夜ホテルでまるかじりした……がんばった!
*6:焼香するアレ。正式名称は知らない。
*7:小康状態の女、さとり
*8:江戸時代から続いている伝統だそうです。
かつて伊達藩の命により、1日と15日に神様に餅をお供えする習わしがあったそうですが、実際は年貢で精一杯で、神様用は白い餅を作り、自分たちは雑穀の餅「しなもち」を食べていたそうです。そのしなもちを何とか美味しく食べようと工夫したところ、味が300種類できたとか。すごい!
ちなみに、厳美渓には空飛ぶ団子があるらしいが、行けませんでした……残念!