012_高知県/うっかり☆土佐電鉄 桃鉄じゃないゆ?(2泊3日)
なんかタイトル的に鉄道に乗り尽くす旅っぽいのに、鉄道には全く乗っておらず、むしろ車とかバスとか乗りまくっている旅行記はこちらでございます。
なんか食べてばっかりですが。3日目でございます。
さてさて。お待たせいたしました。
本日は、うっかり鉄道の日でございます。
皆様はご存じでしょうか。能町みね子先生著、「うっかり鉄道」を。
全国津々浦々いろいろな鉄道に乗って遊ぶという素敵な本なのですが。
こちらに高知の市電「土電」(土佐電鉄)が紹介されておりまして。
いつか乗ってみたいな、経県値マップの旅では大阪の阪堺電車も乗ってるしなぁ、と思っていたので。
乗りに行きました! 土電!!
というわけで。泊まっているホテルから、土電でまずは高知駅へ向かいます。
ここから「後免町」を目指します。行きたい電停があるのですが、「後免」方面でしたので。ぐるっと回ることにしました。
高知駅。おされすぎる。金沢駅といい勝負だと思う。大都会高知!
電車がすでにきていました。結構かっこいい。
これから行く「ごめん」ですが、後免と後免町があるので、要注意! あれ? どっちだっけ??
ICOCAやですかは使えませんので、おとなしく切符を買いました。
どちらかよくわからないけど、まあ距離の遠い後免町まで。これで正解でした。
途中、電車待ちをしていると、こんな電車とすれちがいました。あれ? やなせたかし先生……?*1
後免駅到着。あやまっちゃいやーん。
電車は途中から、土佐くろしお鉄道に乗り入れます。
ワンマンカーだったので、降りる時は電車の中にある改札で、切符を渡します。おねーさんがかわいい。
もちろん、駅は無人駅。
というわけで。ごめんまちこさんという謎のキャラクターが目印(?)の、後免町駅で、土電へ乗り換えます。
ごめんまちこさんという謎のキャラクターがいる割に、駅はこじんまりとしていて、私とさっき降りたもう一人以外は、誰もいない。
そして、もう一人もさっさと行ってしまい、誰もいなくなりました。
ま、写真を撮るので別にいいんですけどね。
ちょうどいの行きの電車がきていて、飛び乗りました。
予備知識なしで、いきなり乗り込んでしまったので、かなりどきどきしています。
駅に近づくたびに、ぴろりろーぴろりーって音がどこからともなく聞こえてきて、そのたびに次はどこの駅なのかどきどきしながら確かめます。
今回土電に乗る目的は一体何か。。。それは!
「清和学園前駅が、どれだけうっかりなのかを、この目で確かめたい!!」
でした。
実はこの駅、隣の駅まで100メートルないらしいのです。
「うっかり鉄道」の中でも、「歩いて行った方が早いんでない?」とツッコミを受ける始末。
それならば、どんなに近いのか実際に見てみようじゃないの? と思うのが、人情というもの。
いやー、楽しみです。
ちゃんと「私の履歴書」もありましたよ!
マイク近い! 鼻に刺さりそう!!*2
なんとなくだけど、広電宮島線のような雰囲気。
広い道路と、専用軌道があれば、どこでも似たような雰囲気になるのでは? というツッコミは却下。
でもまあ、田んぼが多くて、のどかな雰囲気です。
そんなこんなで、清和学園前駅に到着。
生徒が歩いていたら危ないよね。とか本に書いてあったので、結構街中かと思っていたんですが。
いやいや、大きな道があるので危ないは危ないんですけど。
清和学園、田んぼと山の真ん中にありますけどー!!
「うっかり鉄道」で紹介されていたのも、このアングルだったはず。
わかりますか? この近さ。
写真奥に隣の駅が見えてます。
本では80メートルくらいってあったけど、なんかそんなにない気がする!
手前が一条橋駅のホームの手すり。奥が清和学園前駅。やっぱり近い。写真じゃわかりにくいけど。
いけないことですが、スタンドバイミーごっこをやってみたりなんかしたりして。
あっという間に、隣の一条橋駅へ到着!
祝日だったせいか、誰もいなかったので、いろいろ写真をとったりはできましたが、さすがに一人で能町さんとイノキンさんみたいに「一駅で降りる遊び」をやったりはできませんでした!(チキン)
そして、一条橋のさらに隣の駅も、ちょっと気になる点があったので、さらに戻ってみることにしました。
電停と電停の間が歩ける距離なので、さくっと戻ります。
隣の、明見橋駅まで戻ります。あ、これは確かに危ないかも。。。歩道がない。
こちらの駅の何が気になったかというと。
阪堺電車の時も、すぐ後ろが家でしたけども。
こちらは玄関開けたら電車の乗り場! ですからね。
びっくりですよ。
そして、反対側は。。。
結構車通りの多い国道なんですけど。
道路のど真ん中に、緑色で安全帯が「描いてある」だけ!
カーブ曲がりきった後に突如現れる安全地帯!
このおばあちゃん、家側のホームで待っていたんですけど。
ぴるりるーという例の電車接近音がした途端に、すすすと安全地帯に移られまして。
スマートに乗って行かれました。
地元の人は慣れてるのでしょうけど、初めての人はこれ、絶対に乗れない。
電車も20〜30分に1本なので、急ぐ時にはびっくりするだろうなぁ、と。
いろいろ考えました。
ちなみに、ホームのある家の裏側はこうなっております。のどかだねぇ。
それから、やってきた電車に乗って、高知方面へ戻りました。
田舎の家がたくさんあるだけで、よそ者がうろちょろしていたら「ああこいつよそ者だな」ってすぐにわかる田舎加減。
ご近所の人はみんな知ってます、的な。
おもしろいのだけど、いたたまれなくなって、市内に戻ったのでした。
まだまだ乗り鉄の道は遠い。。。
はりまや橋まで戻ってきたら、下車。短いけれど、今回の電車の旅はここまで*3
中途半端な時間だったので、その後、高知城へ行きました。
山の上の城!! 秋穂先輩*4がいなくて残念です。
そりゃもう、秋穂先輩が怖がるくらいに!!*5
それから、ふもとの公園の中に、高知県立文学館なる素敵な場所があったので、入りました。
実は1日目に、バスターミナルでチラシをもらってきまして。
「有川浩の世界とコトバ展」という、特別展がひらかれていたのです!!
塩の街が文庫で出た時から、すごく好きな作家さんなので、ぜひ行こうと思っていました。*6
高知県立文学館。
中は高知県出身の文学者の紹介、色々本も読めます。
有川浩も、高知県出身らしいです。
ちょうど、「県庁おもてなし課」の映画が公開されるとか何とかで。
企画展は、有川浩の執筆の歴史とか、おもてなし課が新聞掲載されていた時のイラストとか、いろいろ展示されていました。
あとはやっぱり、自衛隊三部作ですかねー。
空飛ぶ広報室はドラマもやってましたけど。私は自衛隊三部作の、海の底が好きです。
あと派生作品の、「クジラの彼」も。
彼女の執筆スタンスは、今後の私の執筆スタンスの在り方にとって、すごく励まされました。
その後、疲れきった私は、高知駅に再び戻りまして。
のっけもりのかつおタタキ丼をいただきました。*7
いや、かつおが食べたかったんですよ。
その後、駅構内で、おみやげを買ったり、駅前の情報館ステージで、おもてなし部隊みたいな人が歌って踊るステージをやってたので、ニヤニヤしながら見ていました。
さてさて。今回のおみやは。。。
手結山の餅*8
塩けんぴ*9
生姜はちみつ*10
土佐ジロー たまごせんべい*11
あと……「闘う! 海上保安庁」。これははりまや橋商店街の本屋さんで購入。*12
「〜です↑」と、疑問型でもないのにみんな語尾があがる話し方で可愛かったです!!*13
惜しむらくは、沢田アパートに行けなかったことくらいか。。。*14
でも、交通費は安い(片道5000円くらい)ので、また行きたいです!!
http://uub.jp/kkn/km.cgi?MAP=00000000404000004000000403430000000030434030000&NAM=%82%B3%82%C6%82%E8&CAT=%97%B7%8Ds%83%7D%83b%83v
*2:オイ!!
*3:高速バスが意外と早い時間だったので。
*4:城マニア
*5:高所恐怖症なくせに城にのぼりたがる秋穂先輩!(笑)
*6:行きの高速バスを降りて目に入った。こりゃ運命ですよね!!
*7:庄やよろこびすぎだろ。
*8:せっかく買ったのだけど、私はこれ、すごく苦手だった。。。ニッキくさいのがいける方はどうぞ! すごくやわらかいおもちです。
*10:日曜市でしょうがはあきらめましたが。生姜好きな母へのおみやげ。
*11:たまごボウロみたいでおいしい!
*12:何故かミリタリー関係がびっしりならんだ棚がある本屋だった。いい品ぞろえだった。。。
*13:庄やのおねーさんが、特にかわいかった!!