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47都道府県を全制覇する旅

011-4_香川県/春の刀剣祭☆その4 にっカリーと笑う、高松松平&丸亀京極「名物」祭の巻(日帰り)


午前9時30分。さとりかなは再び電車から降り立った。


さとり「大都会なーう!!」


…とはいっても。
今日は長船ではなく、高松です。瀬戸大橋を渡ってしまいます。
にっかりさん再訪&つづみさんリベンジ*1の旅ですよ。
昨日から香川県立ミュージアムで開催されている「KATANA –刀剣を楽しむ3つの見方–」に行ってきます。
今日は多かろうなぁ……最初の土曜日だもんなぁ。


さとり(青春18きっぷ消化試合とは言えない…)



岡山駅で買った「山田村」さんのおにぎりを食べつつ、瀬戸大橋を渡ります。*2


高松駅から、徒歩15分くらいで、香川県ミュージアムに到着しました。
途中、高松城跡である玉藻公園があります。
……が。
ここを通っていては時間切れになると予測し、泣く泣くスルー。
フェリー乗り場の前を通ってミュージアムへ。


高松城北の丸月見櫓。玄関が海に面しているのが、個人的にポイント高い!


葉が出始めているけど、まだまだ見頃ですね!


香川県ミュージアム


エレベーターで、2階へ上がり。チケットを購入して中へ。
ピカソを見なければ、410円で入れます。
JAFの会員証があれば更に割引になり、団体料金(330円)で入れます。



第1展示室がKATANA展と常設の高松松平家のお宝。
その他の部屋も絵画や仏像(空海の企画展をやってました)などがあります。

人出ですが、初めての土曜日にしては落ち着いていました。
11時過ぎに着いて、12時半まで、KATANA展に入り浸りましたが。
刀の前に1〜2人くらいがいるかな? 誰もいない刀もあるかな? って感じでした。
審神者もいましたが、全体の3分の1かな。
あとは家族連れとおじいちゃんて感じでした。
さすがに薬師寺みたいなことはなかったけど、審神者はすぐにわかるねぇ……


今回のテーマは『名物』『刃紋』『郷土刀』。
名物コーナーに、切刃貞宗、にっかり青江、芦葉江の展示がありました。
刃紋コーナーは、刃紋の鑑賞方法を説明した上で、刃紋ポイントもつけてある(目のシールがガラスに貼ってあって、よく見える場所が分かりやすい)展示でした!
郷土刀コーナーは、讃岐で活躍した刀匠の展示です。

※以下、開催中の展示内容を含みます。ネタバレNGの方は、ブラウザバックでお願いします!

まずは、KATANA展の感想から。

名物コーナーの3口の中では、切刃貞宗が一番好きな感じでした。

貞宗は、正宗の弟子(もしくは養子?)で、相模国の人です。
脇差とありましたが、短刀ぽい。
隣ににっかりさんがいるのですが、比べるとかなり短いです。まあ、にっかりさんは元々大太刀を擦り上げてるんだが。
貞宗は彫り物の名手でもあり、この切刃貞宗にも、素剣と梵字が彫られています。かっこいい……!

なんか好きな感じ……と思ったら。
そう、相州の、平造の短刀スタイルですよ! 会津新籐五!! すっ転ばないわけがない!!
刃紋が全体的に散らばってるのも正宗ぽい。噂の刀展で見た感じのやつだわ。

切刃貞宗は、明智光秀細川忠興豊臣秀吉豊臣秀頼とめぐった後、大坂夏の陣で燃えてしまったそうです。
鎺(はばき)が融けて茎(なかご)にこびりついてるのに。
刀身は再刃されて*3 きれいに磨かれてるのがまたギャップがあって良いですね。
燭台切ネタも説明文に盛り込まれてました。確かに似た感じなんですよね、融けた鎺が金色で。

ニッカリ青江も、豊臣家に献上されたそうです。
豊臣家の刀剣台帳に記載があったそうで。
「一之箱」に収納されていたそうです。*4
切刃貞宗はその後高松松平家に渡り、*5ニッカリ青江は丸亀京極家に下賜されたので。
実は、今回の展示で、400年ぶりに再会したんだそう。
これが今回の展示の目玉です。


徳川名宝展で見た「本阿弥家」が、ここでも出てきました。
「名物」というのは「優秀なもの」という意味で、茶器など色々なものについていますが。
刀に限っては「名物帳(享保名物帳)」に載っているものを指すのだそうです。
この「名物帳」……江戸時代中期に、徳川吉宗が本阿弥家に命じてまとめさせたもので、3つの大きな功績を残しました。
それが、
・名刀のまとめ(長さ、所有者、由緒、特徴など)
・まとめの各刀のランク付け(金額によるランキング……「代付」という、刀剣の価値を金銀の量で表現したそうです)
・三作(3人の刀工を大プッシュ)
これらがあることにより、刀の良し悪しや売買に大いに役に立ったのだとか。

ちなみに、三作の刀工は、
・正宗(相模国 五郎入道)
・吉光(山城国粟田口 藤四郎)
・義弘(越中国松倉 郷または江)*6
この義弘作の刀が、「芦葉江」で、ニッカリ青江の隣に展示されています。

越中国の刀は初めて見ました。
備前刀に似て、どっしりとした感じです。
刀紋もしっかり入っていました。
直刃と乱れ刃が混じった感じ。刃紋コーナーにも説明がありますが、刀剣は一種類の刃紋で構成されているわけではなく、いくつかの刃紋が混じり合ってできています。


その他、第一展示室には、高松松平家のお宝が展示されています。

やっぱり、入ってすぐ目に付く、参勤交代の槍がいいですよね。
「唐頭(からのかしら)」が、歌舞伎役者の頭みたいなポンポン状鞘の槍。
「熊投鞘」は、御手杵の熊鞘みたいな毛皮のいったんもめん状の鞘の槍。
つかこれ、すごくデカい。
こんなの持って歩くのって、参勤交代の人は大変だなぁ。
そら、ぎねさんも、「重くなきゃそれでいい」って言うよね。

それから、その参勤交代の時に乗った船の設計絵が飾られてます。
讃岐からの参勤交代は、大坂まで船→その後徒歩……だったらしいのですが。
さすが参勤交代。弓やら槍やら、たくさん乗せられてます。
というか。
図面の矢印って、江戸時代から同じ感じで使われたのね……


ロビーに、復元された御座の間があります。


13時30分からは、学芸員さんによるミュージアムトークが開催されまして。
展示物の解説がありました。
今回のうんちくは、このミュージアムトークからも引用させていただきました。
ちなみに、去年の秋にニッカリ青江が丸亀市で展示された時は、2万人入ったそうで。
「今回は二匹目のどじょうを狙いました!」
と、隠さずに暴露する学芸員さんに笑いが起こりました。
そんな、和やかなミュージアムトークでした!

また、展示資料が配布されてて、これらのことは全てそちらで解説されてます。
オールカラーで刀剣の写真も載ってる素敵資料です!
なんて太っ腹な!!

では、にっかりさんのご要望通り(笑)、丸亀市へつづみさんリベンジに行ってきます!


私は基本的に、一度通った道は記憶してまして。
丸亀は3度目なので、早歩きで、つづみさんへ向かいました。
丸亀駅に着いた時点で、15時すぎてたんですが。
なんと! つづみさんは16時までだったのです!!


良かった! やってた!

入店したら、ほとんど誰もいなくて。
ドキドキしながら、にっカリーうどん*7を注文しました。

すると。
私の目の前で、学校帰りのDKふたりが、頭をくっつけてメニュー見ながらうどんを大盛りで注文しているのを発見…
しかも、店のおばあちゃんと仲良し…!
私は「うどん県の高校生のファストフードはうどんである」、を目撃してしまった!*8


キター☆ これがにっカリーうどんだ!

にっカリーうどん、先までぎっしりのエビ天がうまい!カレーも濃いめで、牛すじが入ってて、大満足な一品でした☆
ちなみにぶっかけニッカリもあります。


にっかりさん、灯籠を切るの巻。*9


これが、幽霊(の首)の正体だ!


こうして、消化試合にしては充実した旅が終わっていくのでした……!


ŒoŒ§’lƒ}ƒbƒv

*1:あのですね……前回のうどんツアーで、まさかの朝一で出鼻をくじかれたんですよ……

*2:高菜明太子がうまい! 梅と高菜の混ぜご飯おにぎりもおいしかった!

*3:大坂夏の陣の後、徳川家に渡り、徳川家康の命により再刃される。

*4:七之箱まであったらしい。一之箱の台帳のパネルがあって、見知ったところでは、骨喰藤四郎、鯰尾藤四郎、一期一振などがありました。「ほねはみ」ってひらがなで書いてあって、かわいかった!

*5:高松松平家となる徳川頼重は、徳川家康の孫。

*6:義弘は無名だったが、本阿弥光徳が名物帳で激推ししたため、名工と評価されるようになったのだそうです。

*7:去年の秋のニッカリ青江展示時に限定メニューだったのが、今回高松の展示にあわせて復活中です!

*8: 控え目に言って天国かな!

*9:つづみさんの向かいにあったのに、昔の情報を頼りに、ちょっと遠くの和菓子屋さんまで歩いてしまったのは秘密です……この灯籠、発泡スチロールでできてて、台車に乗ってました……御手杵並みに扱いが雑……